病気を治そうとすることは
自然なことです
治ることは
だれもが望むことです
ただ
その＂治そう＂とする行為が
いつし自分の中の
＂悪者退治＂になり
結果
病気と戦い続けることに
なってしなまったりするんですよね
わたし自身も
そんな経験があります
そして
「退治しよう退治しよう」
「退治して完璧な自分を取り戻そう」
とするほど
病気は長引きました
＂問題＂として
わたしの人生にあり続けました
それが
病気や症状に対する
わたしの解釈が変わったときに
目の前の現実も
変わっていったのです
具体的には
病気や症状を「異質な物」
「あってはならないもの」
と扱うのではなく
それも自分の一部
と思ってみたんです
たとえば
ドジでダメなところを
「これも自分なんだな」
と認めるように
病気とその症状も含めて
「＂今は＂これが自分なんだ」
って思ってみたんです
病気がある＂そのままの自分＂を受け入れる
ということをやってみたんです
病気を早くなくそうと
半ば拒否してきた人にとっては
＂受け入れる＂というのは
怖さや不安が出てくること
かもしれません
「そんなんじゃ
このまま治らないのでは？」
ということを連想してしまうこと
かもしれません
でもね
病気を悪にして悪者退治よろしく
「これさえなくなれば」ってやることは
例えば
「自分のできないところはダメだ」
と自分を責めて叩いているのと
やってることはなんら変わらないんです
自分を
これっぽっちも認めず
病気を使ってひたすらに
「なんで治んないんだよ！
」
って責めて叩いて
いじめてるも同じなのです
病気がある自分を
「ダメだ」と思うのをやめて
「今までよーく
がんばってきたなぁ」
って病気も含めた自分を
たくさんたくさん
労ってあげてください
わたしも去年
子宮筋腫をとる手術をしましたが
それまでの10年くらいを
筋腫もまたわたしの一部として
わたしの人生を体験してきた
つまり
一緒にがんばってきたわけです
そう考えたら
わたしの都合でそれを取るにあたって
「体を長く生き永らえさせたいからごめんねー」
と思ったし
ちょっと寂しい気持ちにさえ
なったんですよね
病気を＂悪者＂にして
戦っているうちは
病気は＂悪者＂として
あなたの中に君臨し続けます
でももしあなたが
悪者にすることをやめたら
悪者ではなくなっていくのです
つまり
あなたにとって＂問題＂だった
病気や症状が
＂問題＂ではなくなる方向に
目の前の現実が変わっていくのです
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心理カウンセラー たかはしえりこ
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