自分では心から望んでると
思い込んでることでも
実はそれが
ダミーの望みの場合がある
たとえば
「結婚したい」と
望んでる女性がいて
でも
なかなかこの人！という人に
出逢えないとき
実は
結婚すれば実家を出られる
仕事をやめられる
だから結婚したい
というふうに結婚を
本命の望みを実現させるための手段
として使っている場合がある
でも本人は
「わたしは結婚を望んでる」って
心底信じてたりするのよね
実家を出たかったり
仕事をやめたいだけで
本当はたいして
結婚したいわけじゃないから
いい人となかなか出逢えないし
逆に
すばらしくいい人が
もし本当に
目の前に来ちゃったとしたら
なんだかんだと
「この人じゃない」という理由を並べて
その人から逃げ出すでしょう
結果
＂結婚できない＂という現実が
続くことになる
自分の本当の望みを
直視するって
ときにイタいこともある
あー
ほんとに望んでたわけじゃないんだ
ただ結婚に逃げたかっただけなんだ
とわかったときの
落胆たるや・・・
でもそこからが
本当のスタートで
ただ漠然と
結婚を望んでたのが
「わたしは本当に結婚したいのか」
という自分の意思を
確認する作業に入っていく
そこで
「でもやっぱり結婚もしてみたい」
という答えが出たとき
望みの＂芽＂が
新たに生まれる
他の望みを叶えるための
ただの手段だったダミーの望みが
本命の望みに昇格した瞬間
世界は静かに
けれど確実に
その望みの現実化に向かって
進み始める
高橋えりこ
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