外の世界に
答え合わせをしに行かない
って決めて
自分の世界だけを
見つめてたら
外側の世界が
勝手に変わり始めたよ
って話をしたんだけど
自分の世界だけを
見てるあいだ
なにしてたかな？
って考えたら
よくスマホで
ゲームしてた（笑）
今思い返すとそれは
自分の頭の中の
思考の領域を守る練習を
してたんだ
ゲームを
時間の制限なくやるって
わたしにとっては
タブーだった
そのタブーを
やってみたんだよ
自分の頭の中の
思考の領域を守るって
外側の声に反して
自分の内側からの声を選ぶ
自分のほんとうの
「好き」
「やりたい」を
選択するっていうこと
ずっと外側の声を
取り込んで生きてきた
人にとっては
それまで
正しいとしてきた
世間の一般的な
「常識」とか「普通は」を
ムシすること
つまり
今までタブーとしてきたことを
やることなんだよね
でも
それをやらないと
自分の頭の中の領域って
守れない
人とは違うことを
することを
自分に許していかないと
自分の声って守れない
なぜなら
自分の内側の声って
唯一無二だから
人の「普通は」と
違うのが
当たり前だから
その
人と違うことを受け入れて
自分の世界に居る練習が
わたしにとっては
スマホのゲームを
やることだった
早く片付けなさい
いつまで遊んでるの？
宿題はやったの？
早く寝なさい
外側の世界の規律に
合わせることを
教えられたときから
自分だけの楽しい世界に
いつまでも閉じこもることは
「やってはいけないこと」
になったけれど
大人になった今
「ゲームをする」
っていうことを使って
外の世界の声を
シャットアウトして
わたしは
あの子供のころのように
ふたたび自分の世界に
どっぷり浸かった
そうやって
いつまでも自分の世界に
どっぷり浸かっても
だれも嫌わないし
だれも傷つかないし
大変なことも起こらない
むしろ
自分の世界を守り
見つめるほどに
安心と安堵の感覚に包まれる
っていうことを体感した
外の声を聞かないって
今までそれを
頼りに生きてきた人にとっては
恐怖と不安でしかない
生きていくための指針を
失うようなものだから
その恐怖と不安から
自分を引き剥がして
ふたたび
安心と安堵の世界を
教えてくれたのが
ゲーム
人は大人になると
恐れと不安から
外へ外へと
答えを見つけに行こうと
するけれど
どんなに
世間一般的に言われる
「成功」というものを
手にしても
求める心の平安が
訪れないのは
自分にしかわからない
自分だけの答えを
まだ
見つけられてないからだよ
子供のころの
時間を忘れて
なにかに夢中になった
あの習慣が
自分の求めていた世界が
外側ではなく
実は
「自分の中」にあったことを
思い出させてくれる
昨日の夜
ゲームをしていて
ふとそんなことを思った
【心理カウンセラー 高橋えりこ】
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