今でこそ
両親へのわだかまりは
ほとんどないけれど



人生の大半を
両親から愛されていないと思って
過ごしてきました








20代で
バイクの免許をとったのも
家を出て一人暮らしをしたのも



両親と一緒にいる時間を
減らしたかったから








ちなみにバイクは
動機が不純だったので
恐怖心が拭えず
公道は一度も運転していない
えりりんです













両親から愛されていない



少なくとも兄よりは



と思っていた
えりりんも



あれが
私の両親にとっては
精いっぱいだったんだ



私が欲しいと思ったのとは
違ったけれど



精いっぱい
愛してくれていたんだ



と今では思っています













私が5歳のとき
九死に一生を得る出来事が
ありました

余談ですが
二十歳を過ぎたころに
あるテレビ番組から
その出来事のことを
ドキュメンタリーにしたいという
話が来ました

新聞に載ったので
それで調べたようです

丁重にお断りしましたけれども








兄と私がある事情で
帰るに帰れない
状況になってしまい



両親が
夕方になっても帰ってこない
兄と私の捜索願いを出して
近所の人と一緒に
一生懸命探してくれました








結局
父が見つけてくれたのですが



立っているのも
ままならない状態なのも構わず
私を置いて
兄を先に自転車に乗せたのです








「わたしも乗る!」



と言った私に
父は



「待っていなさい!」



と強い口調でたしなめ
そのまま行ってしまいました








そして
立ち尽くすしかなかった
私を見兼ねて
一緒に探してくれていた
近所のそば屋のおじさんが
おぶって家まで届けてくれました













その時から私は



がんばらないと愛されない



いい子でいないと
私だけ置いて行かれる



と思い込んでしまいました








うぇーん困ったあせる
電車の中でこれ書いてて
涙が止まらん



ワークをやって
このことは昇華できたと
思ってたんだけどな汗



とりあえず続けます








でもね



がんばってもがんばっても
愛されることはなかった



どんなにいい子にしていても
両親の愛を兄よりも得ることは
できなかった








なぜなら
両親はもうとっくの昔
私たちが生まれた時から
平等に兄と私を
愛してくれていたから








それに私が
気づけなかっただけだから








かわいくないって
言われ続けて
悲しかった



お兄ちゃんばっかり
優先するから
寂しかった



と最近になって
母に伝えると



ごめんねぇ
そんな風に思ってるなんて
知らなくて



と言って
一緒に泣いてくれた








去年
(比喩です)



言いたい放題
両親に怒りをぶつけたけれど
父は逃げずに
根気強く向きあってくれた








もうずいぶん
いい大人だけど



今さらなんて拗ねないで
素直に伝えたら



大きな愛に
包まれていたことに気づけた








だから



もうこれっぽっちも
愛されていないなんて
思わないし



思えない














実質
兄がいなくなってしまったように
感じる今



幼い頃に夢見た通り
両親を独り占めできているような
毎日です



ほんと願いって
いろんなカタチで
叶うんだな








私が家にいると
お墓がどうとか
お葬式がどうとか



そんな話が
両親の口から頻繁に
出るようになりまして








わたし跡取りかっ!ヾ(。`Д´。)ノ









と思う時もあるけれど



まぁいっか








いつまでも
元気でいてね



それが娘の
唯一の願いです

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