ドローンを始めてから知り合う人は
必ず口を揃えて言う。
「ドローンは夢の機械だ」
確かにそれはそうなのだ。
しかしドローンのマイナス面を
しっかりと把握することを
忘れてはならないのだ。
例えば従来の測量ひとつにしても
ドローンを使った測量では
時間も人件費も半分以下で済む。
農薬散布も効率よく出来るし
空中撮影にしてもコストが全然安い。
いずれはドローンの物流なんかも
出来るようになっていくだろう。
現にセブン&アイホールディングスや
楽天などが地方の物流をドローンで
やっている事例もあるわけで。
これだけ例を挙げれば確かに
ドローンをポジティブに捉えて考え、
文字通り夢の機械だと思えてしまう。
だがもちろんドローンにも
大きな落とし穴があることを
我々は考えなくてはならない。
まず一つ、事故発生時のタチの悪さ。
通常の航空機とは違い、
無人航空機は電波を使って
遠隔操作をするものが主流だ。
例えば航空局のガイドラインに
基づいた高度149m上空を飛行中に
電波混線などでトラブルが発生すれば
そのドローンがどこに落下するか、
予測することが難しい。
民家に落ちるかもしれないし
人の頭に落ちるかもしれないし
車に落ちるかもしれない。
旅客機などであればある程度、
不時着場所をコントロール出来るが
ドローンにはその術がないのだ。
そして二つ目。
ドローンを50時間も飛行させている
みなさんならもうお分かりだろう。
電波の混線やドローンの暴走、
これらが珍しい事例ではないこと。
ドローンが混線で暴走したり
ゴーホーム機能が働かなくなれば
もはやほぼ何も出来なくなる。
完全にゲームセットだ。
つまり従来の航空機と比べて
電波による制御不能からくる事故率が
プラスされてしまうことにより
ドローンは圧倒的に事故率が高い。
またドローンは小型ゆえに
航空機と比べて強風に弱い。
…とまあここまでネガティブな事を
つらつらと書いてしまったが
事前点検を念入りにすることで
機体トラブルを減らすことができ、
事故の際は適正な状況判断が出来れば
被害を最小限に留める事も可能だ。
致し方ない事故もたくさんあるが
車と同じで判断ミスや操作ミスによる
事故が比率としては圧倒的に多いのが
ドローンの事故の現状だ。
そういった状況判断や
訓練をしっかりと経験した人間が
安全確認を怠らずに操縦することが
ドローンのマイナス面を補うことに
繋がっていくのだ。
今後はドローンパイロットにも
プロとアマの線引きが求められる。