私と主人には、優しくて、大好きな息子がいます。と言っても、今は、3人の子供がいる中年のおっさんです。


小さい頃は、姉2人がいるので、着せ替え人形のようにされていたりして、穏やかに育ちました。


主人が野球が好きだったので、息子に野球をさせましたが、息子は嫌いだったみたいで、小学校、中学校と仕方なく野球をしていたようでした。

高校生になると、自分からラグビーがしたいと言い出し、3年間夢中でやっていました。試合はいつも負けてばかりでしたが、息子はやりきった様子でした。主人が背が高くならないといけないといつも言っていたのですが、高3の時に、主人に「お父さん、180cmを超えたから、もういいやろ?」って言った時は、私も思わず笑ってしまいました。


そんな息子ですが、中2の時に、担任の先生から、褒められたことがありました。それは、修学旅行の班決めのことでした。好きな子同士で班になるみたいで、どうしてもクラスには馴染めない子が班に入れないみたいでした。一応息子も班長だったので、先生が班に入れてもらえない子達を息子にお願いしたら、すぐに「いいよ」と返事したそうです。先生曰く、「本当にありがたいです。素晴らしい息子さんです」と褒めていただきました。でも、その行動は、小学生の時の体験があったからだと思います。


息子の入学式の時に、先生の話しを聞かないで、ずっと体育館を走り回っている子がいました。

私はこの子はいったい何者、一緒にやっていけるの?などと思っていましたが、今で言う発達障害の子供という事は、後で知りました。


その子に対して、同級生の接し方が素晴らしいかったのです。発達障害のその子にできることはさせてあげて、出来ないことは「これはやってあげるね」って自然に出来ていました。卒業式の時は、発達障害の子も座って、先生の話しを聞いていました。


今は、クラスに必ず1人、2人くらいは発達障害の子供がいるとネットで見ました。昔と比べて、医療が発達したので、早くわかるようになったのでしょう。


息子が小学校の時、校長先生も悩んで、入学させた事だと思いますが、結果的には、普通の子供達にも、思いやりの心が生まれ、よかったと思います。子供の頃から、障害者と健常者が関わっていく事は大切だと思います。


最後の方は、息子と関係ない事を書いてしまいましたが、息子が大好きな親バカな母親と思って、ご容赦ください。