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Thou art what thou eat and more~6月22日(火)~

"You are what you eat" (あなたは、あなたが食べるものを表している)


とよく言う。健康な食生活をしなさい、あなたの口を通るものはあなたになるのだから、とそんな意味合いを込めてよく使われる。


でも最近思うのだが、"You are what you eat"にはもう一つ、もっと深い意味があるように思う。


その人の食べ物の傾向を見れば、「靴を見ればその人の育ちが分かる」という言い習わしと一緒で、大体その人がどんな人か分かるのではないだろうか。


例えばアメリカでは、食べ物を見ていれば大体その人の政治思想まで予想がつく。


好きな食事はMac & cheeseやらチーズバーガー、パンケーキやらフライドチキン、BBQ、アルコールといえばビールかバーボン、という人はたぶん保守的な人。


一方、 食生活がdiverse(多種多様)であればあるほどリベラルだろう。お寿司を食べたり、タイ料理を食べたり、フレンチやアフリカ料理を食べたり。更にそこにちょっと変わり種(オーガニック、フェアトレード、locally produced(地元産)、vegan党)が入れば、きっと政治思想は左寄りの部分が強くなる。Organic Veganの右翼なんて、ちょっと想像がつかない。もちろん断言は危険なのだが、なんとなく思想の目処がつけられる、とは思う。


日本人でいえば、白米しか食べない人、みそ汁や漬物が毎日の食事に絶対に欠かせない、イタリア人ならパスタしか食べないという人は恐らく保守的で右寄りな人が多いのではないだろうか。


これに加えて最近思うのは、食の好みには政治思想だけでなく、もっと幅広くその人の価値観、育った環境、両親の考え方などすべてが反映されているのではないか、ということである。これももちろんアメリカ人に限らず、他の世界の人、日本人にも当てはまるのではないかと思う。


エチオピア料理でもアイスランド料理でもブルネイ料理でもなんでも好き、という人なら分かりやすいが、実際にそういう料理を食べなくとも、「イセエビとロブスターのどちらがうまいか」、「牛肉は日本とアメリカとどちらがうまいか」、「カリフォルニア米の評価は?」といった質問に対する答え、考え方を聞けば、その人についてずいぶんいろいろなことが分かる気がする。

もっと言うと、ある国出身の人が、自国の料理を異国の地で、異国の材料を使いながら一所懸命美味しいものを出そうとしている人は、相当リベラルな、というか自由人なのだろうと思う。アメリカで言えば、San Diegoの寿司太田の太田さんと話しをした時に、そういう意味でとても感銘を受けた。ニューヨークにも幾つかある創作系のお寿司屋さんもその類に入るであろうし、ニューヨークにいるトップシェフたちの多くは、フランス人だろうがスペイン人だろうが、そういう人達なのだろうと思う。



自分自身について言えば、僕は和食にこれといった執着はないタイプかもしれない。実際高校時代はほとんど和食を口にしないで過ごしたし、どちらかというと、どの料理にも執着というものはないかもしれない。うまいものはうまい、みたいな。お米が食べたい!と思うこともあるけれど、それが白米である必要は全然なくて、インド米(basmatiなどの長粒米)でも、洋風のバターライスでも全く問題ない。



食べ物の好き嫌いについては、肉で言えばレバーなどの内臓系、海系で言えばシャコ、白子、数の子、野菜でいえばブロッコリー、カリフラワー、brussel sproutsが苦手である。特にこの野菜三つは、何か原始的な感じがして嫌なのである。ブロッコリーは何か太古の昔の木、カリフラワーは原始的な花、みたいな。魚でいえばシーラカンスを食べるような気持ちの悪さ、を感じるのである(これらが好物の人には失礼!)




以上、食べ物だけを見て取れる僕の性格は、リベラルで大抵受容できるタイプだが部分的に保守的、頭でいろいろ考えすぎ、ということかもしれない。


まあ、要は何が言いたいかというと、その人の食べ物を見るだけで、その人と直接話したり、いろいろ質問したりしなくても、驚くほど多くのことが分かるか、もしくはヒントが隠されている気がするのである。


この話を一歩進めると、血液型や星座による相性占いではなく、食べ物の嗜好がどれだけ似てるかによって、相当人間の相性って分かるのではないだろうか。


日本の本屋で買い物をすると、よく結婚情報サービスの広告が入っていて、「質問に答えると当社のコンピューターが独自のアルゴリズム判定をします」などと書いてあるけれども、そんな難しいことやらないで、単純に食べ物の好き嫌い、好きな料理などを調べれば、相当精度の高いマッチングサービスができる気がするのだけれども、気のせいだろうか。少なくとも、経験値的には食べ物の相性が良い人は実際の相性も良い気がするのだけれど、どうだろうか。名づけて、「カリフラワー仮説」。

初めてのHamptons/Montauk~6月21日(月)~


Hertzの無料ポイントが溜まっていたので、日曜日はドライブ。友人二人と一緒に、Hamptons/Montauk方面へ。

朝7時集合。一路Long Island最東端のMontaukへ。

途中East Hamptonのベーグル屋で朝食を取り、灯台到着は午前J11時頃だっただろうか。

期待通り、特にEast Hamptonは高級避暑リゾートといった雰囲気であったが(East HamptonのRalph Laurenを見かけた時には、あまりの「いかにも然」とした雰囲気に「おー」と声を上げてしまった)、しかし個人的には旧軽井沢の方が雰囲気は好きかもしれない。町の雰囲気といい、人といい、どうもマンハッタンから逃げた気がしないからである。至極当たり前だし、旧軽だって東京っぽくないとは言い切れないのだが。余談だが、僕の理想的には、もし自分が日本で別荘を建てるなら、東京から近くて、且つ東京の匂いがしないところがいい。伊豆ではなく、外房の勝浦とか、鵜原とか((と言ったら千葉の人に失礼だろうか)。時間が止まったようにのんびりしていて、海が濃い青で透明で、窓が大きく海の見晴らしがよい場所が理想。


これがMontaukの灯台。ニューイングランドっぽい雰囲気は好きだった。


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灯台を上った景色。


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灯台の後、今度は一路ロングアイランドのワイナリー巡り。期せずして、車はフェリーに二回ほど乗ることになった。なんとなく、こういうニューイングランドのフェリーを見ると映画「ジョーズ」を思い出してしまうのは僕だけだろうか。2、3分の船旅は、しかしすぐに終わってしまった。


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WineryはLenzとRafaelの二つを訪問。先ず感想は、tastingの値段がNapaより安い!ってこれも当たり前なのだが。

LenzはLong Islandでは有名なWineryらしく、「特上」の方のセレクションをtastingしてみる。$10で4種類tastingさせてくれた。赤で知られるらしいのだが、白のOld Vine Chardonnayは本当に美味で、びっくり。聞くと、この界隈はChardonnayのぶどうがとても簡単に育つのだそうな。赤の方も試飲。Merlotだったろうか。これも美味しい。
でも白の方がちょっと格上の美味しさ、という気がする。



Long Islandのワインも美味しいのね、と調子に乗って次はイタリアの国旗が掲げてあるRafaelへ。

ここは中世の修道院っぽい雰囲気で、table wineからbordeauxからCabernetからもの凄く種類が充実していた。っていうか、「うちはなんでもありますのよ」じゃなくて、どれが一番美味しいか教えてくれたら飲んでやる、というのがこちらの正直な気持ちなのだが、お勧めというボルドー、メルロー、そしてChardonnayを頼んでみる。。。。。どれも美味しくない。ベッタリとした味で、これ、飲み放題のワイン?と思ってしまった。

以前ここでワイナリー巡りをしたことがあるという二人に聞くと、どちらもロングアイランドのワインはピンきりである、ということで納得。


マンハッタンへの帰路、偶然みつけたイチゴ狩りを少し。正確にはイチゴ狩りをするつもりでイチゴ畑に入ったのだが、つまみ食いをすると今ひとつ甘さが足りず、結局空のハコを持ったままあちこちでつまみ食いをして、イチゴ狩を終了。何も買わずにイチゴだけ食べてマンハッタンへ向かった。ちなみにイチゴ畑は広大で、たぶん畝はまっすぐ一キロくらい続いていた。。。。


ということで初のLong Islandドライブは無事終了。



ところで今回、一つめちゃ面白かったことがある。

行きの道中、助手席に座っていた友人の名コメントである。


「そろそろHamptonsに着きそうね。さっきHampton Innが見えた」

(Hampton Innはアメリカ人なら誰でも知っている全国展開のホテルチェーンである)


日本から来たばかりの観光客ならいざ知らず、この友人氏、ずっとアメリカ暮らしが長く、現在も某外資系投資銀行のNYオフィス勤務の人間である。

一瞬耳を疑ったが、その後は笑いが止まらなくて運転が大変だった。



いやぁ、事故を起こさなくてホントによかった。





初めてのNY美容院~6月19日(土)~

今日、チェルシーの美容院に行ってきた。


美容院に行くのは日本を含めて何年ぶりだろうか。



髪にお金を掛けるほどの容姿ではないので、僕はいつも近所のロシア人経営の床屋で散髪をしているのだが(料金は$12)、今回は事情があった。


母から、「行ってくれ」と言われたのだ。



別に僕の容姿を気にしてのことではない。実は母から連絡があったのは、NYの美容院に遠戚がいるので、行ってやってほしい、ということだった。


聞けば、母の父の兄弟の親戚、とかでよく分からないのだが、とにかくその美容師の父と僕の母は「よろしくお願いします」的なやりとりをしているらしい。



とにかく、予約して今日行ってみた。


彼も話は聞いていたようで、お互い笑いながら「はじめまして。よろしくお願いします」と挨拶。


彼は年は30才前半くらいだろうか。以前は新宿と渋谷で美容師をやっていたらしい。


ところで親戚といってもどういうつながり方が全然分からないので、肝心の、僕たちはどういうつながりなんでしたっけ?という質問をすると、彼も「父が説明してくれたんですけど、その説明が全然わからないんです」ということでお互い笑ってしまった。僕の祖父の名前を言っても「分からないですねー」という始末で、なんだかそれでもそこにいるのがなんとも可笑しい。


そんな不思議な出会いだったのだが、ナイスガイな上にナイスヘアカットをしてくれたので、満足。今度僕の自宅でパーティーをやるときには彼もお誘いすることになったので、今度うちのパーティーに来る人はよろしくです(笑)。



話は変わって、昨日。


ずっと使っていた包丁がIkeaで買った中国製のもので、別に使い心地が悪いわけでもなかったのでそのままでもよかったのだが、Ikeaのものではなく、一生使えるようなものを買いたくなってしまった。


そこで以前友人のiloveapple さんに相談したところ、Williams Sonomaで8インチのWusthofのChef's Knifeが良い、一生使える代物ということだったので、それを昨日購入。


Classic Chef's Knife 8インチで、セールで税込み$130くらいだった。



Columbus CircleのWilliams Sonomaで買ったのであるが、ナイフを買いたくなると切るものも買いたくなり、そのまま地下のWhole Foodsで、野菜を買う。


そして家に帰り、地中海風サラダをつくる。


たまねぎ、ピーマン、きゅうり、トマトを切って、パセリをみじん切りにして乗せ、塩、レモン汁をかけ、大量のオリーブオイルをかけてかき混ぜるだけ。




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見かけはもうちょっとよくできそうだが、味の方は本当に美味でびっくり。僕は美味しいものを食べると、すばらしい前菜でも食べたかのようにずっと余韻があって、その後も翌日までお腹がすくのだが、今回もそんな感じになった。僕が作ったものでそういう状態になることは滅多にないのだが。


恐るべしWusthofの包丁である。



最後のみそ汁~6月18日(金)~

たまりにたまったWall Street Journalや日経新聞を読んでいて、ある記事に辿りついた。


5月9日のSunday Nikkeiというコラム。


今年4月、厚生省が「日本人の食事摂取基準」の5年ぶりの改訂を行ったという。


その中で注目される改訂点の一つが、一日の塩分の摂取量とあった。成人男性は一日10g未満から一日9g未満へ。成人女性は一日8g未満から7.5g未満へ。


しかしそこでふと思った。


塩分の1gって、確かそれだけでも結構な量だったはず。1日に9gも摂取して良いものなのだろうか。ドタ勘だが、感覚的に多い気がする。


記事にはチャートもあって、日本人の塩分摂取量がこの数年でもだいぶ減り、2001年には男性が13gほどだったのが、最近では12gほどになっていること、女性は11.5gから10gほどになっていることが見て取れる。


なるほど。この水準からしたら、確かにまだ日本人の塩分摂取量は多いから、9g以下、7.5g以下、といった新基準も道理があるのかもしれない。



以前も書いたが、日本ではとても一般的な癌である胃がんは、アメリカでは癌のトップ10にも入っていない。アメリカでは結構皆「ノーケア」と言っていい癌である。というか、先進諸国と比べると日本の胃がん発生率は突出して高い↓


http://www.nationmaster.com/graph/hea_sto_can_dea-health-stomach-cancer-deaths


アメリカと比べると、人口当たりの発生率は6.5倍も発生しているのだから、これには何か原因がある筈である、と思ってアメリカのFDAが薦める塩分摂取量ガイドラインを調べてみると、


4歳以上の成人男女で一日2.4g、とある。


http://www.netrition.com/rdi_page.html


僕は栄養士ではないので、断言はできないけれども、日本の厚生省がreviseした9gと7.5gでさえ、いかにもアメリカと比べて多い気がする。


勿論、アメリカ人が実際に摂取する量はガイドラインとは異なるので、それも調べてみると、


http://www.dummies.com/how-to/content/lowering-your-salt-intake.html


アメリカの平均的な成人が一日に摂取する塩分の量は一日5g、とある。アメリカで推奨されている値の倍、日本で推奨されている値の約半分、実際に摂取されている量の半分以下、という絵が浮かびあがる。



穿った想像であるが、伝統的な和食習慣からすると、推奨塩分摂取量を一日1gとか2gに抑えてしまうと、和食関連の業者や食習慣に与える影響が大きすぎるのではないだろうか。


記事を引き続き読んでいて、ちょっとショッキングな事実も知った。


みそ汁は一杯で塩分2gあるそうである。僕はみそ汁は大好きなのだが、これ一杯飲んだらアメリカ基準で一日の塩分摂取量に達してしまうのか。。。。



自分の体は自分でしか守れない。みそ汁は大好きであるが、今後は接待の時など必要な時を除いて、みそ汁は普段飲まないことにしようと思う。


今冷蔵庫に入っているみそ汁が最後になるかと考えると、結構悲しい。


大人子供~6月15日(火)~

最近のある日、ふと思った。



母親が今の僕と同じ歳くらいの頃を。丁度僕は小学校5年くらいの頃の、母親像。


当たり前だが、母はとても大人だった印象がある。


ヨソへ行くときはヨソ行きの格好。そして、大人しか話せない、ヨソ行きの言葉を使っていた。


小さい頃、母親に女性ばかりの集まりに連れて行かれても、そこは紅茶パーティーが開かれ、笑い声がこぼれる中でも丁寧な、礼節正しい雰囲気が流れていた気がする。社交辞令がとにかく多くて、中身がない会話、といううようにも思えた。


子供心にとくに印象に残っているのは文章。


母親も、父親も、手紙に書く文字が大人っぽいこと。更に時候の挨拶も入り、しきたりが多くて難しく、何よりもとても堅苦しく思えた。なんでもっと楽しくざっくばらんな手紙を書けないのだろう、などと思った記憶もある。


「大人とはそういうものよ」


母に言われた。


翻って今の自分や自分の周りを見てみると、随分あの世代とは違う気がする。母の世代がもっと若くして当たり前のようにできていたことが、実は何もできていないような気がする。


友達で集まるときも、僕はジーパンTシャツ、最近は暑いのでショーツなんてことも多い。回りも皆カジュアルな格好をしている。


皆で話している言葉も、思いっきり口語体の、話し言葉である。


「っていうか、さぁ」


「マジ」


「ちょー」



ごく普通にこうした砕けた言葉を連発しながら自由な会話をしている。


勿論仕事の時は違う言葉を使うにせよ、昔はプライベートでも皆結構丁寧な装い、言葉を使っていたのではないだろうか。僕も母親の口から、僕らが使うようなカジュアルな言葉を友人と話しているのは聴いたことはない。


考えてみると、格好や話し言葉に限らない。お中元、お歳暮の文化も、僕らの世界は親の世代ほどはないだろう。


海外にいるから、というのはあるにせよ、僕は年賀状さえ書いていない。かと言ってクリスマスカードを書いているわけでもない。



手で手紙を書くなんてことも先ずない。だから字は本当に汚い。文章は基本的にキーボードで書くものになっているし、時候の挨拶から始まるような文章はキーボードでだって殆ど書いていない。この現象だって、僕に限ったことではないだろう。そういえば僕の回りの同世代の人も、親の世代が書いていたような「崩し字」を書いている人は少ない。そもそも、僕は「崩し字」は書けない。そんなので大人になってしまってよかったのだろうか。


僕ら位の世代、30代半ばから40代にかけての世代は、よく僕らより下の20代、10代の世代をみて、「できていない」とか「ヤバイ」とか言うけれど、僕らより上の世代から見たら、僕らもとんでもない世代の先端を走っているのかもしれない。


僕らは子供のまま大人になってしまったような世代なのだろうか、とふと思った。








思わぬ落とし穴~6月14日(月)~

っちゅうわけで、World Cupが始まった。



日本対カメルーン戦は、NY時間だと月曜日朝9時半。


午前中休みをもらって家で見ようかと真剣に考えたが、まあそうもいかないので仕事へ。


そして、あとは試合結果を知らないように、夜、家に帰るまで結果が分からないように、自分を外界からシャットアウト。


午前9時半になると、プライベートメールのチェックはおろか、インターネットの接続もやめる。(別にケーブルを抜いたわけではないが、ただ無用なサイトに行ったり間違って更新したりしないようにした)。


オフィスのドアを閉め、なんとかランチ時間までやり過ごした。



家に帰るまで結果を知らない方策をいろいろ考える。


日本語のメールは、ブラックベリー上だと文字化けする。日本の試合の結果を伝えるようなメールは、先ず日本語のメールである。そこで、メールチェックはブラックベリー上だけで行う。


お、これなら行けるかも、と思ったその時。


ブラックベリーにテキストメッセージが入った。


用心して送信者をチェックすると、高校時代の親友からだった。NYの投資銀行勤務のインド人。


これなら大丈夫、と一瞬油断して開けると、以下の文面が。



Champ

Are you back in NYC?

Congrats on the win.

We need to talk soon

Cheers


あ’あ’あ’あ’あ’’’’’’”””””




目が点。こんなところで知らされてしまった。思わぬ盲点に一瞬すべてが止まった。敵は日本人だけではなかった。。。。順風満帆がいきなり裏切りにあって地獄谷に落ちた気分。人生、一瞬先は分からないとはこういうことを言うのか。




ま、とりあえず勝ってよかった。






温泉をめぐる怖いお話~6月11日(金)~

ワールドカップ開幕。Let the Games begin! 



さて。今日は久しぶりにちょっとまじめなお話。

2003年11月の感謝祭。当時シカゴのビジネススクールに留学していた僕はアメリカのThanksgivingというものがどんなものか体験する為に、在シカゴの二大大学のInternational Officeが共催で行った、「アメリカの感謝祭体験」なる企画に参加してみた。無料でアメリカの一般家庭にホームステイする(この無料というのがポイントで、学生側はホストファミリーにお土産さえ渡してはいけない)、というものなのだが、アメリカでの生活がこれが人生初めてだった僕はこの感謝祭ディナーというものがどんなものなのか興味津々だったのだ。対象は両校のビジネススクールに限らす、すべての大学、大学院のinternational student、という企画であった。


学生側は全員シカゴからバスに乗り、一路目的地に向かった。僕の「配属先」は、ロックフォードという田舎の町の、白人の老人女性の家だった。とてもよくして頂き、美味しいターキーとお酒を頂き、彼女の親族にも全員お会いでき、中西部名物の「チキンダンス」も体験できたのだが、それは今回の記事の主題ではないので詳しくは割愛。


ロックフォードは産業の町で、取り立てて有名なものは何もない。強いて言えば、トムハンクスやマドンナが主演した映画「プリティーリーグ」の舞台になった、というところだろうか。後は、撤退した工場の跡が並んでいて、正直結構depressingな街である。


そういうわけで、僕ら学生側が見学に連れて行かれたのは、町工場みたいなタイル工場などであった。社長の椅子に座らされて写真を撮ってくれる、など他愛のないことをやったのだが、その中でとても気になる話を社長から聞いた。



アメリカでは以前、天然大理石製のキッチンカウンタートップは流行したのだが、今はほとんど人工大理石製のものしか売れないそうである。理由は、放射能汚染のリスクである。


聞けば、地中には天然の状態で放射線があり、場合によってはひどく放射線に汚染された石もあるのだという。これを材料にした、たとえば大理石タイルは、例えば地面に敷いて使うのであれば靴で歩くので問題ないが、食べ物を直に置くキッチンカウンターではまずい、ということであり、アメリカでは今や誰も買わないそうである。


大理石製のカウンターとか、洗面台って日本ではまだ人気がなかったっけ?と思っていた僕にはこれは初耳だった。実は父は昔ギリシャから大理石の輸入の仕事をやった、というのを聞いたことがあったが(その石は新宿三越一階に敷いてある緑色のタイルで、現在も使われている)、放射能の話は聞いたことがない。少なくとも日本で、天然石の放射能リスクについての議論は、地面のタイルにせよ、台所で使うにせよ、洗面台で使うにせよ、聞いたことがない。


更に聞くと、この危険な放射線の種類は「ラドン」という。



ん?ラドン?と思った。これは聞き覚えがある方も多いのではないだろうか。「ラドン温泉」とか。日本ではもしやラドンは体にいい、とされているのだろうか?



ラドンと放射能をめぐる、あまりに違う両国の反応。本当に体によければいいが、体に悪いとすれば、体にいい、と思いつつ実際には放射能を大量に浴びている、と思えばこれは本当に怖い話である。しかも悲しい。



ネットでちょっとリサーチをすると、あった。


日本のサイトであったが、どうやらWHO(世界保健機構)が日本のラドン温泉に警告を出しているようで、それを読むと、まさにロックフォードの石材メーカーが言っていた内容と重なっていた。


特に怖かったのがこの下り。


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「ラドン温泉は安全か?」


残念ながら、この記事ではコメントできません。
日本でがんの治療に人気のある温泉はラドンが豊富です。
放射線を売り物にする温泉(天然、人工があります)は、秋田県の玉川温泉、鳥取県三朝温泉、山梨県の増富温泉、北海道長万部(おしゃまんべ)の二股ラジウム温泉、首都圏でも綱島、秩父など全国に点在します。新潟県阿賀野市の村杉温泉では、2766ベクレル(リットル当たり?)の高い濃度を売りにしていますが、これはWHOや米国が推奨している基準、100-150ベクレルを20倍以上大幅に超えるものです。人工の温泉は、台湾の北投温泉で有名な北投石(ぺいとうせき)(現在は輸出されていない)や類似の放射線鉱石を使用するそうです。
放射線ホルミシス学説というのがあります。「微量の放射線は有効な刺激効果として作用し、健康上有益である」というものです。日本の放射線温泉はこの説を根拠にしていることが多いようです。
世界保健機構(WHO)やアメリカ政府の放射線危険説と相反するものですが、現在のところ日本では利用者の自己判断に任せられています。

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ということらしい。



個人的には、その理由は大方予想がつくににしても、なぜ行政がまったく動かないのかが不思議でならない。行政にとっては、何が一番重要なのだろうか。


記事はこちら↓


http://www.botanical.jp/library/news/166/index.shtml



さて。あなたはこれからもラドン温泉に入りますか?


僕個人はこれからはラドンが入っていないことを確認してから温泉に行くことになりそうです。









日めくりカレンダーベスト編~~6月8日(火)~

LAに急遽出張してしまった為、昨年の5月頃からNYCで放置プレーされていた去年の日めくりカレンダー。


先日、集中的に捲って終了させた。 :-)



元々実際にあった面白い話を毎日一つずつ、時代を問わず、地域を問わずに紹介しているのだが、気分転換ということで今日はそこから独断と偏見で選りすぐりのエントリーを紹介してみたい。


*On September 30, winter timing will start. As of 1200 midnight, all clocks will be forward one hour back.

(notice posted at a Cairo, Egypt hotel)


*EXTERMINATING: WE ARE TRAINED TO KILL ALL PETS.

(from a TV advertisement in Flushing, NYC)


*The shark prevention net was dismantled for maintenance on 1 November 2004. We Apologize for any inconvenience caused

(sign at an Australian beach)


*The US Embassy would be grateful if any of our friends who have information on terrorist activity or threats inform us between 10am and 12 pm on Sunday through Thursday.

(sign outside the US Embassy in Kabul, Afghanistan)


*Here, you shall be well fed up and agreeably drunk. In the close village you can buy jolly memories for when you pass away.

(in the brochure of an Italian hotel in the Dolomites)


*"When a man weighing 200 pounds falls 20 feet, he hits the ground with a force of about one ton... if you factor in gravity, it's even worse!!"

(steel mill safety director, pointing out the need for wearing protective gear against falls)


*"Those who enter the country illegally violate the law."

(George W Bush)


*"I've never really wanted to go to Japan simply because I don't really like eating fish, and I know that's very popular out there in Africa".

(Brittney Spears)


*PLEASE DO NOT INVADE MADAME'S PRIVATE PARTS.

(sign posted in a French Chateau that rented rooms to tourists- intending to warn against trespassing in the owner's private rooms


*"Have you ever talked to your muscles? As you work out, bring out the two dumbbells to your body and say, "Grow.""

(Actor Sylvestor Stallone, in his book Sly Moves)


*"The California crunch really is the result of not enough power-generating plants and then not enough power to power the power of generating plants"

(George W Bush, in interview with the New York Times)


*From Canaima, through the Sabana, the Jungle and the rivers Carrao & Churun, you'll enjoy one of the biggest emotions of this life. All the facitilies Camp. Guides as natives, all experts, will bring you trough troubles waters, just where a few have made it. Be you one of them.

(from a Venezuelan travel brochure)


*Beautiful city of Glasgow,

I now conclude my muse,

And to write in praise of thee

my pen does not refuse.

And, without fear of contradiction, I will venture to say

You are the second grandest city in Scotland at the present day!

(from "Glasgow" by William McGonagall, often termed the world's worst poet (as collected in the book Very Bad Poetry)


*COME ON, JOIN US!

A lot, a song should eat a delicious dish and should dance it all together.

(sign in a Japanese club)


*You are invite to visit our restaurant where you can eat the Middle East Foods in a European ambulance.

(in a hotel brochure, Ankara, Turkey)


*EMPLOYEES MUST WASH YOUR HANDS

(sign in a restaurant bathroom, Stow, Ohio)


*Customer: I bought your fancy graphics card, and my Windows display isn't any better than it was before.

Tech Support: We'd better look at the installation then.

Customer" You mean I have to install it?

(actual call to a computer helpline)


*With its highly evolved social structure of tens of thousands of worker bees commanded by Queen Elizabeth, the honey bee genome could also improve the search for genes linked to social behavior. Queen Elizabeth has ten times the life span of worked bees and lays up to 2,000 eggs a day.

(Reuters online news article)



どう?結構おもろい?おもろない?





週末~6月6日(日)~

金曜日は英国に去ってしまうI love Appleさん の送別会を兼ねて、総勢10名ちょっとくらいだろうか、SoHoのBohemianという会員制(?)和食レストランに集合。


久々にみんなに会えてよかったのだが、いかんせん量がぜんぜん足りない。。。最初に貝をふたついただき、そのあと野菜スティックをボリボリ、その後魚の西京焼きの切り身をひとつ、お肉一切れ、最後に「お食事」と称して小さな湯のみ一杯くらいに入った玄米ご飯。。。


これで飲み物サービス込みで一人$95は高い!上品なのはいいけど、お金払うからマッシュドポテトか何かください!と言いそうになってしまうほど、お腹が空いてお店を後にした。そういえば4月に日本に出張した時も、どのお店も量が少なすぎると思ったっけ。。。


その後皆僕のアパートに集合して飲んだのだが、お腹がすいていたこともあり、いまひとつ僕も飲めず。調子がくるってしまったBohemianでの食事。



翌日は友人のてえぽさん宅でBBQ。昨夜のリベンジとばかりにでたらふくご馳走に(笑)。BBQも本当に美味しかったのだけれども、Jersey Cityにあるご自宅も本当にすばらしいコンドミニアムだった。


プールとグリル二台があり、たくさんのテーブルを備えたピクニックスペース。ビリヤードや、インターネットカフェ、スパ、などと設備も充実。プールサイドにはジャクジーとカバナも。


お部屋からの眺めも最高だった。自由の女神が目の前。





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全部で15人くらいいただろうか。国際結婚している夫婦ということもあるのか、日本人・外国人の比率は半々くらい。ホストの夫婦は二人ともキャリアバリバリで、来週にはシンガポールに二人で移住するという。あちこちに拠点を築きながら、世界をまたに掛けて活躍している様子がまぶしく、うらやましい。


日本人は初めて会う人も何人かいらしたのだが、一人は他の人たちが、「あ、見たことがあります」という人だった。聞けば、某テレビ局のアナウンサーだという。なるほど、なんとなく華やかな雰囲気が漂う。彼女も聞けば、僕の後輩のアナウンサーと仲良しで、つい先日も一緒にご飯を食べていたのだという。世の中狭い、というかまあ当たり前か。




本当にたらふくと食べて、その後は学生時代の友人であるreikoさんと久しぶりにreconnect。六本木にある「田舎家」のNYC店に行ってみたのだが、まあ、ショーっぽい感じは東京と変わらず。でもロブスターの塩焼きは実に美味しかった。学生時代の共通の思い出が結構あるので、久しぶりの昔話に花が咲いた。



翌日は結構二日酔いで(金曜日からずっと飲んでいる感じなので)、折りたたみ椅子を持ってセントラルパークへ。コールを飲み、iPodを聞きながら雑誌を読みふける。 Ah, this is life. Gotta take advantage of life、などと思いながら、lazyな昼下がり。




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(うまく写っていないが、写真は椅子の足載せ)



でも、ふと思う。セントラルパークもいいけど、どうせ同じことするならやっぱりサンタモニカの方がよかったな、とやっぱり思う


(写真は昨年9月の写真)



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って、比較しちゃ駄目か。














A Man in His Life~6月5日(土)~


A man doesn't have time.
When he loses he seeks, when he finds
he forgets, when he forgets he loves, when he loves
he begins to forget.


-From a poem "A Man In His Life" by Yehuda Amichai