ようやく退院することが出来た娘ですが、血小板の値はまだ3万程度、正常値の下限が15万である事を考えると、まだまだ低値です。


先生からは、もう少し良くなるまでは自宅安静と言われており


退院翌日から、自宅安静生活が始まりました。






自宅安静生活は、


私「勉強しなさいー」


娘「わかったよー」


一時間後…


娘「疲れたから休憩するー」


娘「ひまー」


私「じゃあ勉強しなよ」


娘「はーいえー


30分後…


娘「疲れたから休憩するー」


娘「ひまー」







このやりとりが無限に続きます。


病院にいる間は、看護師さんやボランティアスタッフが相当娘の相手をしてくれていたそうなのですが、


自宅で私は在宅勤務をしていますし、


自宅から外に出る事はできませんし…


唯一の外出は数日に一度の外来のみです。


毎回血液検査をしますが、血小板は相変わらず増えないどころか、何もしていないのに減ることもありました。


娘は、


あれを食べたせいじゃないか?


これをやったせいじゃないか?


と、日常のあらゆる事に対して血小板減少と結びつけて疑いを持つようになり


次第に行き詰まっていきましたショボーン






いったいどうしたら良いのだろう…





今思えば、入院していた時は娘は守られていました。


何かあったら全てフォローしてもらえました。


それが、退院とともに、突然無防備な空間に放り出されたような


そんな感覚に陥りました。


待ちに待った退院でしたし、娘と生活できる事はとても幸せなはずですが、


事実は思い描いていたものとは大きく異なっていたのです。


こうして、娘の新たな試練が始まりました。




(おまけ)

状況はだいぶ違いますが、昔、娘の出産後に退院した直後、似たような心境になった事を思い出しました。





回顧録 23. に続きます。


本日も読んでくださり、ありがとうございました!