IVIG治療が終わった2日後、採血がありました。
その結果は、なんと
血小板数 1,000/μL
史上最低値を記録しました。
IVIG治療は何だったのか。。。
そしてこの日から、プレドニン内服が開始されました。
プレドニン開始のタイミングで、先生から二つの事を言われました。
① プレドニンに反応しなかった場合は転院を検討すること
②今の娘は、小児慢性特定疾病の認定が受けられないこと
シンプルに辛かった記憶しかありません
更に2日後の血液検査の結果、
血小板数 1,000/μL
このタイミングで、転院が確定しました
しかも転院は明日、と言われ、私は急遽明日仕事のお休みを取るため、各種引き継ぎに追われました。
翌朝、私が病院に着くと、すぐに出発の準備を促され、娘の荷物をまとめました。
娘は相変わらず何の自覚症状もなく、なぜ転院になるのか理解ができず、不安そうな表示を浮かべていました。
そして、救急隊員が移動用のベッドを持って部屋にやってくると、娘は、
「自分で歩くから大丈夫」
と、ベッドを拒否しました。
何故か空のベッドと妙に元気で歩ける患者と救急隊員と、大量の荷物を抱えた疲れたお母さん、という謎のパーティー。
なんとも不思議な光景でした。
この頃には小児病棟ですっかり主と化していた娘に、すれ違う看護師さん、先生1人ずつが、みんな激励の言葉をかけてくれました。
最初は笑顔で応えていた娘ですが、仲良しの看護師さんを目の前にした瞬間、涙が溢れました。
私も思わずもらい泣きしそうになりました。
こんな感じで、私たちは小児病棟のスタッフに見送られ、自宅から1時間ほどかかる、小児血液の専門の先生がいるという総合病院に、救急車で搬送されました。
回顧録 15. に続きます。