小児科病棟に着くと、すぐに何枚かの書類にサインを求められ、サインが終わった直後から点滴が始まりました。

免疫グロブリン(IVIG)療法というもので、1g/kg投与されました。先生の説明によると、多くの子供はこの治療のみで血小板の値が回復し、数日で退院できるとこのとでした。


娘は、点滴中も終わってからも、特に変わった様子は無く、二日後には血小板値が30,000/μLまで回復しました。

この結果を受けて、すぐに退院が決まりましたラブ


退院とほぼ時期を同じくして、コロナによる緊急事態宣言が出されました。これにより、娘は学校に行けなくなりました。本来であれば、とても困る状況だったのだと思いますが、娘にとっては退院後しばらく自宅で安静にしていられる期間ができたため、何で絶妙なタイミングで宣言が出たのだろうか!と思っていました。


病気になった事は辛い事ではあるけど、どうやら急性一過性の症状で、治ったらすぐに忘れてしまうような感じなのだろうと、かなり軽く考えていました。



ですが、事態はこれで収束しなかったのです。娘は退院後わずか数日でまた血小板の値が4,000/μLまで下がってしまったのです。


回顧録 5.に続きます。