アタッシェ・ドゥ・プレスという仕事をご存知ですか?
今日お会いしたのは、WAG社長でありエファップ・ジャポン*1学長でもいらっしゃる伊藤美恵さん。
アタッシェ・ドゥ・プレス(企業が所有するブランド、サービスなどをPRする仕事)という職種を初めて日本に取り入れ、確立された方です。
今でこそ、PR会社は雨後の筍ごとく存在しますが、1980年代半ばまでは皆無だったとか。最近ではフォーエバー21、アメリカンイーグルといったファッションブランドの日本上陸に際して尽力されました。
今回の訪問で印象深かったのは、フランスではPR=文化とされているというお話。PRという仕事にはコミュニケーション能力が欠かせないことが広く認知され
ているからだそう。その証左として伊藤さんの功績が認められ、フランス共和国文化・コミュニケーション省から藝術文化勲章シュヴァリエ*2を受勲されています。
日本人は自身のことをPRすることが下手な民族だという話題については、大いに盛り上がりました。謙虚であることを美徳とする傾向があるためでしょうか。はたまたその商品やサービスを愛していないせいでしょうか。
もったいない話です。
なぜなら僕は本気で日本の商品やサービス、そして文化……とりわけエンターテインメントは世界のそれにまったくひけをとらないと考えていますから。
日本には文化という資源がある!
日本を宣伝する 伊藤ようすけ
*1広報・PR職への就職、転職をめざす方のための学校。フランスのアタッシェ・ドゥ・プレス(=広報・PR)養成学校エファップの日本校
*2「芸術・文学の領域での創造、もしくはこれらのフランスや世界での普及に傑出した功績のあった人物」に授与される。