前回に続き、COVID-19 でリモートワーク中心の生活になったので、沼だとわかりつつも真空管パワーアンプに手を出してみた。

2020年NFJが日本で販売を開始した FX-AUDIO の TUBE-P1(NFJ 型番で TUBE-P01J)を Aliexpress でポチる。

これを選んだ理由は

  • NFJ が手を入れたモデルが日本で販売している
  • 真空管が入手しやすい 6J1, 6P1 である
  • 2W あれば十分、プッシュプルではない
の3点。決め手は NFJ がかかわっていれば回路はしっかりしているだろうという想定。そして都内の一人暮らしなら 2W の出力で十分。プッシュプルはマッチドとか面倒だし高くつくので、沼に片足突っ込んだぐらいではやりたくない。
というのが理由。
 
メーカーサイト
と、一見無難な道を選んでそうだが、実際の購入は中華 Aliexpress 。もちろんコンデンサやその他のパーツ品質が NFJ モデルと比べて悪くなっていることは承知の上。
というわけでここから先は買って早々の苦労の記録。ネットで調べてもあまり情報がなかったのでメモとして残しておく。
(このモデル本家は数年前から売っているため英語圏では若干の情報あり。)
 
以下のような対応が出来ない人には NFJ モデルをお勧めする。Aliexpress 等から買うのはやめた方がいい。
 

導入

到着開梱

梱包は丁寧で化粧箱(といっても段ボールに1色刷り)のつぶれはなく好印象。真空管も丁寧に収められており安心出来る。
筐体も肉厚で重厚感がありいい感じ。
が、付属のACアダプタが驚くほど軽い。スイッチング電源だとわかっていても異常に軽い。
 

設置

スピーカー端子にバナナプラグを抜き差しするときはひねらないように注意する。内部の作りが良くないため回転方向の力を加えるとハンダが外れるという情報がネットにあった。
 

音だし

普通に音が出たので一安心。悪くない。
真空管ライトアップ用の LED がなのがイケてない。
NFJ モデルはどうなんだろう。気になる。

トラブル

LED が1個点かなくなる

1週間ほど毎日5時間程度使っている状態で、気が付いたら向かって右側の 6P1 管(9Pin)ソケットの LED が光らない。
LED が切れるってどういうことよ。
 

音楽再生が止まる病気発生

foobar2000, Fostex HP-A4(USB接続 AISO) の再生環境で foobar2000 の再生が止まる。USB の接続が不安定で頻繁に再生できなくなる現象が発生。win10 のドライバ問題を疑い再インストールなどを繰り返すもいっこうに改善しない。1週間ぐらい格闘の末、ほかのUSB機器も同じタイミングで不安定なことに気が付きノイズを疑う。
切り分けの為 HP-A4 + ヘッドホン で聞くと全く問題ない。
HP-A4 + プリアンプ + ヘッドホン も問題ないことを確認。
真空管は高電圧を扱うので TUBE-P1 を疑う。
 

TUBE-P1 分解

LED が点かなくなったのと再生が止まるようになったのがほぼ同時期だったため LED 切れにより何らかのノイズが発生するようになってしまったのではないかと考え本体を分解する。
ついでに LED の色をオレンジに変えたいとの思いも。
 
分解してみると案の定  NFJ では ニチコン FineGoled とかを使っている部分が怪しい中華コンデンサになっている。
これもついでに交換したい。
しかも、NFJ の商品説明の写真や英語圏のネットの画像と比較して耐圧や容量が違う。さすがは中華品質。
で、肝心の LED だが、ソケットの中央の穴部分に 3mm の砲弾型LED が入っている。
はんだしゅっ太郎でさくっと吸い取って抜けると思ったら、6P1(9Pin)ソケットの穴が 3mm ギリギリで砲弾型 LED 下部の出っ張り部分が閊えて抜けない。。。。。。
 
仕方なくソケットを外そうとするも、やはりハンダを吸い取っただけではうまく抜けず、仕方なくソケットの足を切って外す。
7Pin ソケットは穴の径が大きく、外す必要はなかった。
無事4ソケット全部の LED が取れた。

ソケットの入手が意外と困難だった

ネット(Aliexpress)で販売しているのは確認してから切断したので問題はないのだが、簡単に入手できると思っていたが、秋葉原のめぼしい真空管を扱っている店では同じソケットの扱いがなかった。(くまなく探したわけではない。コロナで営業日が限定されてたりするので。)
結局 Aliexpress でオーダーして届くまで 2週間強。
LED は千石電商で 3mm 砲弾型オレンジ色を購入。
 

取付

LED は下部の出っ張りをニッパーとヤスリで削り落とす。そうすることでギリギリ 9Pin ソケットの穴を通るようになる。
コンデンサは元と同じスペックだが国内メーカーのものに交換。
直径が Φ12.5mm になったがケースにはちゃんと収まる。

音だし

無事修理完了。LED もいい感じのオレンジになり、真空管のヒーターの色とも近くいい感じ。
が、"音楽再生が止まる病気"が直ってない。
 
変更後(オレンジ)
変更前(赤)

電源の問題

そこでようやく、異常に軽かった AC アダプタを疑う。
ちょうど別用途用に買ってあった 12V 40A の電源ユニットから電気を取り試してみると "ちゃんと再生できる。止まらない!"
せっかくなのでワットチェッカーで調べたら常時 40W ぐらい出ている。
12V 4A = 48W
48W * 80% = 38.4W
なのであまり余裕がない。
というわけで、秋月電子で 12V 5A の電源をポチる。
 
ダメな電源
 

 

在宅勤務の時間が多くなり、音楽を流している時間が長くなったので、昔から興味のあった真空管(プリ)アンプを Aliexpress で物色して douk audio P1 をポチってみたのが数か月前。

マニュアル記載の 6J5 互換管にいろいろ差し替えて遊んでいる。が、そもそも mT管仕様のアンプなので mT7 ソケットの為 GT管が使えない。やはりGTサイズのメタル管も使ってみたくなる。

 

いろいろ探してみたが、「mT管→GTソケット」の変換はあるけど「GT管→mTソケット」の変換アダプタは見つからなかった。

 

というわけで仕方なく、変換基板を自作してみました。

といっても回路は何もなし、サイズ違いの互換管を使いたいだけなのでピンアサインだけです。

 

基板は KiCAD で設計して JLCPCB に発注。

だいたい製作期間 1W、届くのに 2W ぐらい。

JLCPCB を選んだ理由は標準で つや消しブラック のレジストが選べるから。

真空管のソケットはセラミック製のものを Aliexpress でオーダー。

 

仕上がりはこんな感じ

 

基板両面

今回初めて面付でオーダーしたので不安でしたがうまくいきました。

 

実装状態両面

アンプの仕様でソケットが奥深くにあるため足が長くなってしまいました。結構差し込みづらいですが何とかなっています。足は 1mm のスズメッキ軟銅線を使用して、余分な部分を熱収縮チューブで保護しています。

 

使用状態はこんな感じ。

基板四隅に足にするためのボルト穴をあけてありますが、まだつけてないので若干傾いています。

 

 

GoPro に見た目そっくりで、そこそこ使える SJCAM の SJ5000 Plus 買ったのだが、ファームウェアのアップデートをミスり早速壊してしまった。
復旧が結構大変だったので作業メモ。

パッケージに 1.5インチ と書いてあったので、在庫処分で古い方を送ってきやがったと思い込みアップデートしたら新しい 1.54 インチタイプで見事に失敗した。
気をつけましょう。

メーカーサイト
http://www.sjcam.com/

現時点で H/W が2種類あり
・1.5 インチ(初期)
・1.54 インチ(マイナーチェンジ)
両方対応可能。

用意するもの
・アップデートに失敗した SJ5000 Plus
・Windows PC
・USB ケーブル
・USB関係のドライバとツール
・書き込むファームウェアファイル

■必要なファイルダウンロード
このサイトにアクセスしてファイルをDLする。
(ウイルスチェックなどはご自身の責任で)
http://techtronic9000.blogspot.jp/



この記事の下部にダウンロードリンクが有るので
必要なファイルをダウンロードする



・1.5インチ 又は 1.54インチ 用の ELF ファイル
・zip 又は インストーラ タイプのドライバ等のファイル

ダウンロードしたら適当なところに解凍する。
(英語圏のツールなのでパスに日本語を含むフォルダには保存しないほうが良いだろう。)

■USBドライバのインストール
Windows 8.1 (8も?)だとドライバや inf ファイルの署名が必要で、
その点の対応が面倒。
その場合はこちらを参考に署名なしでもインストール出来るようにする。
(最新のwindows とちょっと画面が違う)
http://freesoft.tvbok.com/win8/testmode.html

上記以外にも「windows8 ドライバ署名 回避」で検索すればいろいろ出てくる。

ここまで準備ができたら以下の手順で認識させる。
1)バッテリーを本体から抜く
2)SJ5000 Plus の Upボタンを押しながら
3)USBケーブルを接続する(かってにSJ5000 Plus が起動する。LEDが赤点滅)
4)ドライバのインストール手順にしたがって、DirectUSB Universal Application に含まれているドライバをインストールする
5)デバイスマネージャで認識していることを確認する。



■ファームウェアの書き込み
DirectUSB.exe
を起動し、

【download】タブの【firmware programming】を選択し、
【Verify】にチェック、
【Chose】ボタンをクリックし、ダウンロードしてきた ELF ファイルを選択

右上の【connect】ボタンをクリックし、
Found 1 AMBA Device! が表示されれば準備ok

最後に右上の【Download】ボタンをクリックしてしばし待つ。
1分ぐらいでベリファイまで完了して Done が表示される。

ここまでできたらケーブル抜いて、バッテリー入れて起動してみる。
無事画面が表示され、操作が出来れば復旧完了。

あとは通常の手順で最新のファームを再度入れなおす。







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