立春を過ぎた途端、みぞれ混じりの雨が続いている。
寒くてもずっと家の中にいるわけにはいかない。
街角の石仏もさぞかし寒かろうと思って目をやると耳当てをしていらっしゃる。
私の心もじんわり暖かくなった。
初めて国立博物館へ行く。
素晴らしかった。なぜ今まで一度も出かけなかったのだろう。
まず、建物が美しい。庭もきれいだ。
そして展示物もわかりやすく時代順に並べられ、身近に見られる。
彫刻類はきちんと後ろ側からも見られるようになっている。
仏像類も意外にたくさんある。
寺にない仏像なんて、と思っていたけれど、大切に扱われている感じがよかった。
圧巻だったのは法隆寺館の仏像群で思わず「わぁ~」と声をあげてしまった。
摩耶夫人の脇からおしゃかさまが誕生している4体の像は、思っていたよりずっと小さくて愛らしかった。
ミュージアムショップも楽しい。
はにわぬりえや、見返り美人のスタンプとか。
車が買えそうな値段の品物まである。
どんな人が買っていくのだろう。
今日驚いたこと。
①明治初期の英和辞書は英単語が横書で和訳が縦書きであること。和訳を読みたい時は、本を90度の右に回転して読むのだ。
②武士の兜の英訳は、HELMET(ヘルメット)