角打ち@福岡市西部 -3ページ目

角打ち@福岡市西部

福岡市の西部エリア、城南区・早良区・西区の酒場探訪記です。酒屋さんに併設された角打ち、サラリーマンでにぎわう立ち飲みの居酒屋を中心に紹介します。一杯飲んで元気になろう。







酒のぎゃらりい・綾杉
〒810-0001
福岡市中央区天神1丁目15ー22
092-741-0025
角打ちは金曜1800~2100
地下鉄・天神駅から徒歩10分弱
HP


蔵元がやっている金曜日限定の角打ち。普段は、こちらを経営する綾杉酒造場と福岡県内の地酒を展示販売しているアンテナショップ。
直線のカウンター、テーブルがあり、10人程度収容可能か。
酒は日本酒がメーン。綾杉酒造場の製品だけでなく、その時々で変わるが福岡県内の他の蔵元の製品を楽しむことが出来る。
つまみは、スモーク盛り合わせやクリームチーズ、酒盗など。
タイプの違う日本酒を少しずつ飲み比べできる3種利き酒セット(500円)は、福岡の豊かな酒文化を感じさせてくれる。
訪問時はスーツ姿の常連さんが1人。話しかけると話が弾んで酒談義に花を咲かせ、お店の方にもいろいろと教えてもらい、お酒と会話が楽しいひと時。
会社帰りの若い女性が来ることもよくあるそう。
金曜日限定だが、福岡の地酒をいろいろ楽しむことが出来る雰囲気のいい角打ち。





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大衆酒場@福岡市西部


大衆酒場@福岡市西部


大衆酒場@福岡市西部


小松屋酒店
〒819-0052
福岡県福岡市西区生の松原3丁目2-1
092-881-1571
営業2000まで
火曜定休
下山門駅から徒歩10分弱


酒屋併設の角打ち。
L字型のカウンターと椅子のあるテーブル3つ。
20人位は収容可能か。
ビールと焼酎がメーン。
つまみは温かいおでん、日替わりの小鉢、乾きものなど。訪問の日は刺身もあった。
忘年会などを開くことが出来る20人位入るスペースが別にあるそう。
午後7時頃お邪魔したが、先客は常連さんらしい3人のグループと年配の男性2人。グループは馴染みらしく歓談していた(子供の頃はこちらへ駄菓子を買いに来ていたとか)。
こちらは店の外観、雑然とした店内の雰囲気もあって、踏み入れるのに勇気がいるかも。
男の酒場、硬派かつディープな世界。



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$大衆酒場@福岡市西部


$大衆酒場@福岡市西部


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エスポア ナカムラ
〒814-0005
福岡県福岡市早良区祖原28-13
092-841-0321
営業時間1600~2100、土日祝日は1300から
火曜定休
地下鉄・西新駅から徒歩10分弱


 酒屋併設の角打ち、立ち飲みワインバー。
 店内は天然の木の直線カウンター、ワイン樽を使ったテーブル。10人も入ればいっぱい。
 ワインの品ぞろえ充実。定期的にテーマがかわり、そのテーマに沿って品ぞろえが変わる。訪問時はイタリアワイン(写真参照)、黒板にメニューと説明がある。つまみはハムやチーズ、乾きもの、缶詰めなど(写真参照)。
 ワインバーということもあり若い女性、仲良しの主婦やグループなど客層幅広い。馴染みのお客さん同士が世間話に興じたり、お客さんとお店の方がワイン談義をしたりといい雰囲気。
 ご主人と若いスタッフが気を配り、居心地いい。女性1人でも入りやすい。



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 当方自身が馴染みのお店、気に入ったお店ということで以下は冗文。
 大雑把な話だが、ワインには2種類ある。工業製品のワインと手仕事のワインと。
 こちらの酒屋では、スーパーなどで売っている大量生産のワインではなく、自分でブドウを栽培してワインを作る小さなワイナリーの商品を中心に扱っている。
 どこの国の誰が作ったか分からない、コスト重視でその時々に調達したワインをブレンドしたような工業製品ではなく、農家が心を込めた家内制手工業のワインがそろう。ワインをつくる農家の顔が見える。だから、こちらで買い物をするときは、ロワールのマルク・ペノさんのラ・デジレ、今年の製品ありますか、などと指名買いすることが多い。当初は全く知識がなかったため買い物することそのものに難儀したが、その際は、博識なご主人のアドバイスを素直に聞いて、すき焼きに合う赤ワイン教えて下さい、今からカキ小屋に行くんですがカキに合う白ワイン下さい、と尋ねてアドバイスしてもらい徐々に知識を増やしていった。
 つまり、お金出すから何か売ってくれというのではなく、作る人・売る人の熱意に応えて、客がきちんと応える、勉強するという意味で、いろいろ教えてもらった先生のような店だと思っている。
(当方がそう思っているだけで、決してぞんざいな扱いを受ける訳ではない)。
 福岡のデパートはワインに力を入れているところが多いが、カバー範囲が違う。
(三越は少ない、岩田屋は手堅い、大丸はオーソドックスかな)。
 毎月定額のワインを購入する頒布会のお世話になっており、今月はどんなワインなのかと楽しみにしている。

 さて、ワインバーの説明。酒屋の品ぞろえ同様、こちらも工業製品としてのワインではなく、ハンドメイドのワインが中心となる。いわば一期一会の一品もの。聞いたことのないようなワイナリーの製品も多い。分からなければ黒板の説明を読む。お店の人に聞くと丁寧に、時に熱心に説明してくれる。当然1杯あたりの値段もそれなりになる。1杯200円、300円では飲めない。生産者にも生活がある。丁寧に作られたもの、ヨーロッパからわざわざ運んできたものだから、相応の値段になる。絶対的な低価格を求めるのであれば、別のお店に行った方がいい。
 このレベルのワインを飲もうと思えば、イタリアンやフレンチの店で最低5000円以上のボトルをボトル単位でオーダーしなければならない。それを酒屋の売価にほとんど上乗せせず、1杯単位で飲ませてくれる。いいものを、手ごろな値段で飲ませてくれる。このお店の価値は、ここにある。同様のものを売ってくれる酒屋は福岡にもあるが、このレベルでワインバーまでやってくれているところは他に知らない。東京・大阪でも数少ない。
 当方も、ここで一生もののワインに出会った。イタリア・シチリア島のタスカダルメリータ、ロッソ・デル・コンテ。数年前こちらのワインバーで飲んで気に入り、買って帰った。さらに、もう一度2005年ものが飲みたくて国内で手に入らないことを知り、ローマのエノテカを探し回って買ってきた。2本飲んだが、あと1本自宅に寝かせてある。
 こちらのいいところは、1杯単位で飲むだけでなく、酒屋に並んでいるボトルを買ってワインバーで楽しむことが出来ること(グラス代はかかるけど)。ちょっと恥ずかしいけど、やめられない。
 雰囲気がいいから、つい長居してしまう。立ったままで最長4時間粘ったこともある。頻々と行ったり、時々行ったり。長い付き合いになる。