015/08大阪府寝屋川市の中1女子(13)が殺害、遺棄され、同級生の男子(12)も遺体で見つかった事件で亡くなった二人の冥福を祈ります。しかし中学生が明け方まで自宅に帰らず危険を感じなかったのかと、今更ながら悔やまれます。事件が起こるたびに2度と繰り返されては成らない事件を教訓に保護者の方にお話をしています。非行に走り補導や少年院に収容される子どもの大半は、「親に教わらなかった」「知らなかったから」と言うそうです。我が子が悲惨な事件の被害者にならないためにも家庭での親子の会話が、大切なのです。
それでは、門限についていつから始めるのか?!それは、今からでも遅くはありません。反抗期になり子どもが親の言う事を聞かなくなる前の幼児期から小学校低学年までに「門限」を言い聞かせるには受け入れ易いでしょう。また、この事件をきっかけに私たちの年代の親たちは、子どもに外が暗くなり始めるころ家に帰っていないと「外には、怖い人がいるよ」さらいに「人さらいがいて、さらわれる」と、言い聞かせられて育ったことを思い出しました。そして家族揃って頂く夕食の度に親から「人さらいに遭わなくて良かった」とか、食後に居間でくつろいでいる度に子どもを案ずる話を聞きながら育ちました。その当時は子ども心にうるさいなと、内心思ってはいたものの今思うと大切な言葉でした。ささいなことでも良いですから親子の会話を幼児期から一緒にお風呂に入りながらでも親が子供を案ずる気持を子どもに言い聞かせ、子どもに門限があるのは、子どもの安全のための親心と思わせる子育てをして下さいね。
親が子どもを心配する心を通して子どもが親を心配させない心が育つと、いざという時に親から聞いていたから悪いことはしない。親が悲しむから悪いことをしないと、子どもの成長に合せ防犯意識と思いやりの心を育てて欲しいと思います。