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1971年アメリカ。バイオレンス映画の巨匠サム・ペキンパー監督による心理サスペンス。主演ダスティン・ホフマン。女性はもちろん、ほとんどのひとが衝撃と不愉快しか感じない作品なのかもしれない。大きな声ではいいにくいが個人的には傑作ではと思った。(目を覆いたくなるシーンも重々わかっております)この作品の登場人物はすべてが不手際もの、あるいは問題ありのものばかりなのだ。ふりかえってスーザン・ジョージ演じるエイミーの登場シーン(服装)を思うに監督は確信的だったに違いない。ストーリーの行方といい、この映画は実にリアルに人間的なのだ。カタルシスを求める観客にはただ不可解で苦痛な映画だろう。バイオレンスばかりが目立つが、この映画はとても写実的でそれゆえのあの展開、結末へと向かったのだと思う。セリフのひとつひとつが実に自分本位でそれが自然に聞こえる。原作もよかったのだろうが脚本も素晴らしい。これからはバイオレンスの時代とサム・ペキンパーが先読みしてただけかもしれないが。女性にはお薦めできない映画です。

 

https://www.youtube.com/watch?v=uR-O8NGU5go