シェアサイクル
台湾滞在の最終日は、朝から晩まで、シェアサイクルの「YOU BIKE」を利用した。
街の中、いたるところにポートがあり、台湾の主要都市では、電車、バスと同様に、普段の移動手段としてシェアサイクルが利用されている。
旅行者の場合、事前にアプリをダウンロードし、クレジットカードを登録することで、現地で簡単に借りることが出来る。
台湾の道路は右側通行なので、最初はかなり意識して走った。
地元の方の後ろについて走り方を学習し、自転車レーンや歩道の走り方を覚えた。
目的地付近のポートに返却し、また別の自転車を借り、次の目的地に移動する繰り返し。
時間を気にすることなく、一度の利用が10~20分くらいなので、料金は50円くらい。
一番長く乗った時でも、200円程度なので、時間も予算も節約でき、台北中を楽しむことが出来た。
ただし、台北の道路はとにかく運転が荒く、オートバイにいたっては昭和の暴走族を彷彿とさせる。
良くぶつからないものだと感心していたが、その日のうちに2度事故現場に遭遇した。
事故ゼロの日なんて無いんだろうと思う。
地元の自転車屋に立ち寄り、YOUBIKEで移動していると話したら、「あの自転車は良くないからねぇ」とつぶやかれた。
はじめは、自転車の性能の話かと思っていたが、シェアサイクル自体の話だと気が付いた。
確かに、自転車屋の私ですら、現地の交通ルールを熟知しているわけではなく、乗り方を覚えるのに時間がかかった。
ルールも良く分かっていないよそ者が、フラフラ走っていたら、地元の人たちは相当迷惑なんだと思う。
レンタサイクルを行う身として、対面での貸し出し時に注意すべき点を確認し、身を引き締めた。
以上、台湾サイクリングレポートでした。
どこか懐かしい台湾の風景





