Citizen Deluxe 復活に向けて、新しい治具を仕入れました。

 

 

これです。

今あるものが、今ひとつ固定が不安定だったので、変更です。

確実に固定できることに期待します。

 

まずは逆ネジとは知らずネジを切ってしまった角穴芯を取り出し移植します。

 

左が部品どり、右が治す方です。

小さいですが、角穴芯の右側は折れたネジが詰まっています。

 

ちょっと苦労しましたが、入りました。あとはオイルを塗布し蓋を閉じて一つ終了です。

 

19石のベースを使って組み立てます。

二番車にはルビーがありません。この写真でもわかりますね。

 

前回の反省から、まずはここを組みます。

 

このプレート載せるのは、やはり苦労しました。

秒針がルビーになかなかハマりません。

試行錯誤していたら、パチリ!という感じで手応えがありました。

焦ってネジを閉めると秒針が壊れると思います。

写真でわかるように、二番車の上側はルビーがあります。

したがって、19石 + 21石 = 20石となりました。

 

一旦は足の折れたケースに入れてしばらく動かし、精度など確認します。

 

これでしばらく動かしましたが、なかなか精度も良好です。

 

気になるのは文字盤のシルバーのリングです。二箇所ほどひどく錆びています。

 

これです。

 

写真では10時の位置と4時の位置です。

用心しながら磨いてみます。

 

参考にもう一つの1507057は、表面がシルバーでインデックス部分がゴールドです。

修復するものは、どちらもシルバーです。

 

失敗しました。

用心しながら磨いたのですが、ゴールドになってしまいました。

表面がゴールドでインデックス部分がシルバーです。

このリング、かなり手の込んだ加工がされていたようです。

残念ですが、もう元には戻りません。。。

 

ついでにヒビの入っているアクリル風防も磨きました。

 

サイズを測って、新品を仕入れることにします。

 

一旦、ケースに入れました。

うーん、白の文字盤にゴールドのリングはアンマッチです。

 

 

最初が手をつける前

後が修復後です。

 

文字盤もできる範囲でクリーニングしました。

風防が来ました!!

 

試しに、リングを入れ替えて組み上げました。

 

シルバーのリングの方がしっくり来ます。ケースも足のある方に入れ替えています。

これで修復完了。しばらく使います。

 

実家から送られて来た1960年ごろのCitizen Deluxe 1507057 無事復活です。

 

一方、そもそも部品どりの予定だった方は、ゴールドのリングと新しい風防をつけてみたら

えらく高級感が出て来ました。

そのうちケースを入手できれば、こちらも復活させて使いたいです。

 

終わり