次は、ガラスをサファイヤクリスタルに変えます。
このサイズのガラスは在庫を持っていると思っていたのですが、ありませんでした。
いつものAliexpressで発注。一週間で到着しました。今回は早い!
この手のものはAliexpressが圧倒的に安価です。
オリジナルとは厚さが異なります。
そして、一番厄介なのは、縁の部分の加工が異なることです。
オリジナルは、このように上面が斜めにカットされていて、この斜めの部分の途中がベゼルに当たります。
ベゼルに合わせると、このように上に飛び出します。これがオリジナルです。
調達したものは、ほとんどこの斜めの部分がありません。
中央部の厚さ自体は、こちらが薄いのですが、縁の部分が斜めになっていないため、
このままではハマりません。
並べるとこうです。
次に、この縁の部分をヤスリでちまちま削って、少しでも同じ形状にして行きます。
しかし、この部分は防水の要にもなるので、削り過ぎは要注意です。
両面に傷防止のためにセロテープで保護。
削ったところです。
まだ足りないと思いますが、これではめてみます。
ツライチになる直前の感じです。
これで組み立てを進めてみます。
まずベゼルのガラスとの接点となる部分に一つ目のパッキンを入れます。
再利用なので、よれよれです。
こういう形ではめます。
シリコングリスを塗布しています。
ハマりました。
千切れている部分は、この後で切り取りました。
この状態でガラスを押し付けるようにはめます。
見てわかりませんが、ガラスとベゼルの間はパッキンがあります。
ひっくり返すとこうです。
ここに、裏側から固定用のリングを圧入します。
と思ったら、圧入という感じではなく、ぐにゃりとハマりました。
なんとなく、ガラス縁の削りが足りない感じです。
裏から見ると、こんな感じになります。
縁の部分に溝が形成されていますが、ここに第二のパッキンを入れます。
これも再利用なので、よれよれです。
なんと言っても1976年製ですから、だいたい45年くらい前のものです。
こういう感じで先ほどの溝に入れます。
このパッキンは、ケースとこのベゼル部分との間の防水を担います。
こちらもシリコングリスを塗布しています。
先ほどの圧入機ではめました!!
ベゼルとケースの隙間が残念ながら少し残っています。
やはり、ガラスの縁の削りが足りないようです。
しかし、これで進めます。
最後は裏蓋との間に第三のパッキンが入ります。
これは、ちょうどいいサイズのものを持っていないので、適当な新品を使います。
これで裏蓋を閉めて、ねじ込み式リューズをつけます。
次は私の厳格な防水試験に移ります。 果たして、結果はどうか。
つづく