さて、前々回のカラオケの話に登場した人物。
ツトム。 マナブ。 ヒラシバ。
ツトムとマナブに関しては、大体どういった人物なのかご理解を頂けたと思うので、今日は残るヒラシバのちょっとしたエピソードを書いてみようと思う。
ヒラシバは基本的に「良い奴」である。
人の悪口や陰口は言わない。
滅多やたらに怒らない温厚な性格。
かつ、無口でもなく喋り過ぎる訳でもない。
人に優しく、人付き合いもかなり良い。
基本的に頼まれたら断れない感じ。
ここまで確認すると、かなりの好青年な感じだ。
だが、彼は…。
「彼女欲しい欲しい病」の末期患者であった。
うむ。確かに高校生にもなって、彼女が欲しくないと言う男がいたら正常じゃないのでカウンセリングを受けた方がよいと思う。
人によって求める人物像の理想の高さは違えど、そのお眼鏡にかなう女性なら彼女にしたいハズだ。
ヒラシバの症状は、その度合いが人の10倍は軽くぶっちぎっているのだ。
俺とヒラシバは1年の時に同じクラス。仮に1組としておこう。
マナブは2組でツトムは5組であった。
そんな訳で、ツトムに用がある時は、5組まで行く必要があった。
ある日、教科書を忘れたヒラシバは、5組に借りに行く事に。
やることがないので、俺も付いていく。
ヒラシバが5組でツトムを探していると、とある女子が目に入った様子。
やたらと(・∀・)ニヤニヤするヒラシバ。
発病である。
ツトムを発見したヒラシバ。
教科書を借りるのかと思いきや、開口一番に
「おい、あの子の名前はなんや?」
である。
完全に趣旨が変わっている。
教科書はどうした、教科書は…(´Д`;)
相変わらず舌滑の悪いツトムが答える。
「ああ、あふぃつなら、俺の中学校のどぅきゅうしぇいや」
(注・ああ、アイツなら、俺の中学校の同級生や」
ヒラシバ歓喜。
「マジか!ほな卒業アルバムあるやろ?」
ツトム、引きながら答える。
「そらあるよ…」
ヒラシバさらに興奮。
「おお、ほんなら今日部活終わったらオマエんち行くわ」
よっぽど気に入ったのね…その子が…(´∀` )
ヒラシバはさらに続けて
「イトサン。無論オマエも来いよ。マナブも一緒や」
俺とマナブは基本的に関係ないのですが…(´∀`lll)
まぁ普段ワガママや頼み事をしない男なので、今回は聞いてやる事に。
さて、部活終了後。
その日は土曜日と言うこともあり、夕方前には終わった。
一向は毎度おなじみはらたいらパパのいるツトムの家へ。
さっそく卒業アルバムを持ってくるツトム。
ツトム「これや、この集合写真に映っとるやろ?」
ヒラシバ「おお、映っとるの。だが、俺が見たいんはコレとちゃうんや」
ヒラシバはツトムからアルバムを取り上げ、最後のページを開く。
そこには生徒氏名と住所が記載されていた。
ヒラシバ「コレで住所が分かった。早速電話帳で調べてこの子に電話するわ」
3人「工エエェェ(´д`)ェェエエ工工」
顔を見ただけでしょ?
一度も話した事もないんでしょ?
ってか向こうはヒラシバを知らないんでしょ?
いきなり電話はどうかと思いますが…(´Д`;)
だが誰にもヒラシバは止められない。
手には市内一覧の電話帳が。
ヒラシバ「あった!!」
普段行動がノロいくせに、こういう時だけ異常に早い。
さっそく電話するヒラシバ。
我々も固唾を呑んで見守る。
…。
どうやらその女子本人と話をしているようだ。
数分後、電話を切る。
イトサン「…どうやった?」
マナブ「順を追って説明してくれ」
ヒラシバ「まず最初に…」
…ゴクリ(゚Д゚;)
ヒラシバ「アンタ誰?って言われたよ(´∀` )」
(;´Д`)ノ<あの、アタリマエですから…。
しかし!
タダでは転ばないヒラシバ。
なんと、デートの約束をちゃっかりしていたのだ!!
デート日は日曜日…って明日やんけ!Σ(´ロ`;)
まさに電光石火とはこの事。
恐るべしヒラシバ。
さて、いよいよデートだ…続く。