この日は午後またラミナリアを入れ替える予定だった。




担当の看護師さんが


「次やる時に、また痛み止使えるので、処置前にまた入れましょうね。」


と言ってくれていたので、少し安心できた。







何時だったか、突然違う看護師さんが来て


「処置をするので診察室に来てください」


と。





【は?処置?今から?いやいや、なんにも聞いてないけど!】



と、テンパる私。




すかさず


「え?今から?」


と聞くと


「はい。準備してくださいね。」



…………………………………。



「あの!朝の処置の時に痛み止使ってもらって、また次の処置の時も使ってくれるって言ってたんですが!」




と慌てて聞くと


「そうなんですね。分かりました。じゃお手洗い済ませたら来てくださいね。」


と去っていった。





【え?朝は病室で前もって入れてくれたけど…】



と、不安になりながら診察室に向かうと、その看護師さんに、


「じゃあ下着を脱いで、診察台へどうぞ」


と通される。





【え?え?痛み止は?】




と、私のテンパり具合半端じゃなく…。




そうこうしているうちに先生登場。




台も上がり、ドキドキしていると、看護師さん


「先生、痛み止の座薬はいついれますか?後ですか?」


とか今さら聞いてる。



先生


「先入れちゃっていいよ~」



そうでしょ!

だって朝は前もって入れてくれたもん!


と、私心の中で叫びまくり。





とりあえず一安心と思っていたら、もう先生も目の前に座っているのに



「○○さん、失礼しますね~」



と、先生の目の前で座薬を突っ込む!


もう私恥ずかしさしかありませんでした…。







そしてそんな気持ちのまま、2回目の処置が始まった。




始まる前に先生から


「朝の処置の時、中にポリープが見つかったので、それも取ってしまいましょう」


と言われる。


「置いといても害はないと思うけど、不正出血の原因にもなるのでね」


と言われ、ポリープを取ることに。




ここでも痛みに弱い私、すかさず


「それ痛い?」


と聞く。

ホントどんだけビビりなんだか💧




先生


「ううん。これは全然痛くないから大丈夫」


この言葉に一安心。






「じゃあ先にポリープ取っちゃいましょうね」



と始まった。





先生の言うとおり、これは全く痛くなかった。



ただついていた看護師さんが処置を見ながら


「○○さん!大丈夫?痛いよね!痛いよね!」


と騒いでいた。




先生「え?痛くないよね?」

私「うん。痛くない」




看護師さん、落ち着いてくださいよ…って感じでした(笑)




「ポリープは一応病理に回すけど、多分問題ないと思うから、安心してくださいね」



って事だった。







そしていよいよラミナリア入れ替え。




まず詰めてあったガーゼを抜く。


これが地味に痛かった。




それからラミナリアを1本ずつ抜いていく。


私的には入れるより出す方が痛かった。






抜いた本数を先生と看護師さんで数えていた。



その数3本。






え?3本?


たったの3本?




私的にはもっと入れられている感じだったけど、たったの3本しか入っていなかったらしい。






それから新しいラミナリアを1本ずつ入れる。



途中までは順調だった。




何本目だったんだろう…



気絶したり騒ぎ出すほどの痛みではなったけど、下腹部がギュッ!って痛くなった。





何本か入れたところで準備していた分がなくなったらしく、看護師さんが何処かへ取りに行ってしまい、一時ストップに。




その間私は先生に


「先生、赤ちゃん生まれて胎盤出すとき、もし出なかったら麻酔使って!」


「ん?少しボーッとするやつ?」


「分かんない(笑)。二人目の時癒着胎盤で用手剥離されたのが激痛で、怖い…」


「うん。じゃあ様子見ながら麻酔も使っていきましょうね」



良かった。麻酔使ってもらえる。
それだけで安心できた。



先生の言葉って凄いな~…って、改めて実感した。






そうこうしているうちに、看護師さんが戻ってきて処置再開。




また下腹部にかすかな鈍痛が走る。




私も


【頑張れ!】


と自分に言い聞かせていたけど、その声も口から出てきて、自分で自分に頑張れと言っていた。





それを聞いた先生も


「うん、頑張って!あと少しだからね!」


「あと1本!あと1本入れたら終わりだからね!」



と励ましてくれた。






「終わったよー!」



と言いながらガーゼを詰められたけど、それも地味に痛かった…。







処置が終わって病室に戻り、今度はお腹の写真を撮った。





羊水が作られていないから、もうだいぶお腹が小さくなっていた…。





もう少しでこのお腹ともさよならだ…。





二人が頑張ってくれたんだから、私も頑張らなきゃ…






そんな気持ちで、最後の記念撮影をした。