以前から、『箸の持ち方』については、何度か取り上げて述べてきたので、読者の方々はご存じだろうが、メディアにこういう取り上げ方をされ始めたことは素直に評価してよいと思われる:




北川景子が炎上…石チャンに大塚愛、森泉らが叩かれているゾ!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110524-00000006-nkgendai-ent



”「見ていてだらしがない」
「育ちの悪さが出る」

 などと、今をときめく美人女優が叩かれている。このほど「SMAP×SMAP」(フジ)の人気コーナー、「ビストロスマップ」にゲスト出演した北川景子(24)だ。SMAPのメンバーにギョーザをリクエストし、出てきた皿を「いただきます」とおいしそうに平らげたのだが、その箸の使い方、食べ方がきたないとお茶の間に見られ、ネット上に批判を書き込まれているのだ。

 北川は3年前の08年にも、やはりフジテレビ系のバラエティー「新・食わず嫌い王決定戦」でサバの味噌煮などを食べる際に箸を不ぞろいのまま使った上、きれいに切り分けられなかったりして、好感度を落としている。今回は3度目らしい。となれば、この手の批判は慣れっこかもしれないが、箸の持ち方がタレントの好感度を左右する大きなキーワードになっているのが最近の風潮である。
「発端はNHKの朝ドラ『おひさま』の食事シーンで、井上真央の箸の持ち方が美しいとの意見が新聞に投稿されたこと。これをもとに、タレントが箸をきれいに使いこなしたら、好感度がアップしそうとの記事が同じ新聞に掲載され、よくぞ言ってくれたと共感を呼んでいるんです」(ネットウオッチャー)

 実はコレ、タレントにしてみると痛しかゆしのようで。芸能関係者が言う。
「北川さんのように、箸の使い方が得意じゃないタレントへの目がきつくなっていますね。すでに、ネットではダウンタウンの浜ちゃんを筆頭に石ちゃんこと石塚英彦、大塚愛に森泉、赤井英和、山口智充、桑野信義ら多数の名前が取りざたされていますよ」

 歌手や俳優はまだしも、食べ物番組の仕事が多いタレントは戦々恐々かもしれない。”



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北川景子さんのこの場面を見ていた訳ではないし、この記事に登場する他の芸能人の箸の持ち方を確認した訳ではないので、事実かどうかは知らないが、仮に事実として、私のような視聴者には多大なる不快感を与えることは間違いない。



箸の持ち方はその一つだが、やはり食べ方がキタナイ、というのはその人間性を大いに貶める。



今のテレビは余り神経質ではないようで、そこも問題だが、昔、子ども達がこぞって見ていた(そして、大人たちが眉をひそめていた)ドリフのコントなどでは「食べ物を粗末に扱う」ことに対して忌み嫌われていた。表現の自由とか言う人もいるかもしれないが、食べ物を粗末にして表現されるものなど、所詮、大した内容ではない。



大人たちは、適切に非難すべきなのだ。



今のテレビで、気になることの一つとして、さんざん食べ物をぐちゃぐちゃに扱っておいて、「後でスタッフが美味しく頂きました」とテロップで流せばそれで良しとする風潮がある。本当にスタッフが食べたかどうかも知る由もないし、食べたからといって、さんざんな扱いをタレ流してよいことにはならない。責任をもって放送するならば、その「後でスタッフが美味しく頂いた」画も流すべきだ。



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女優さんがどんな美人かは知らないし、別に興味もないが、箸の持ち方が悪い人が美人と呼ばれるのには、相当抵抗感を覚える。