おはようございます。一段と冷え込んだ朝で、被災地の方々はさぞ御辛かったろうとお見舞い申し上げます。
幸い、暖かい陽射しで日中は穏やかに過ごせそうですが、一方で、こうなると花粉も酷く、弱り目に祟り目、って感じ。
さて、昨日のエントリで、ちらっと申し上げたのですが、一部ご賛同いただくコメントも頂戴し、改めて書いておこうと思います:
新井会長 スト辞さず…開幕延期諦めない
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110319-00000021-dal-base
”セ・リーグの3月25日開幕決定に対し、日本プロ野球選手会は18日、12球団選手会からの意見収集を行い、同日夜に新井貴浩会長(34)=阪神=が大阪市内で会見した。東日本大震災の被災地に配慮しての開幕延期を、再度NPBに強行姿勢で訴えることを表明。声明文では“譲歩案”も示す一方、最悪の場合のストライキも示唆した。また、文部科学省はこの日、NPBに対し、東京電力と東北電力の管内でのナイター開催を慎むよう強く求め、試合自体の開催も避けるよう要請した。
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同選手会は、この日朝から事務局スタッフが12球団を回り意見収集した。夜に全球団の意見が集まったことを受け、会見した新井会長は、改めてNPB側に、開幕延期を強く訴えることを表明した。
新井会長は「ヒアリングの中ではかなり強い意見が多数あったのも事実」と明かした。今後、NPBが再度要望を却下した場合のストライキに関しても、12球団選手からの“強い意見”を代弁するかのようにほのめかした。
「そういう声は現段階では出ていない。ただ、強い意見と強い意志は持っているとお伝えできる。誰も選手会はストライキやボイコットを望んではいない」としながらも、実際に再度却下された場合は「今はそういう話はしていないが(要望を)受け入れてもらえないのであれば、そういう次の段階の議論をしないといけない」と語った。集まった意見要旨は同日、NPBに提出した。
また同選手会は声明文を発表。文面の中では開幕延期を求めると同時に「仮に開幕を強行する場合についても、最低限ナイター試合の実施については再考し、電力事情や安全面も配慮するデーゲームでの開催等の方法を…」と、譲歩案ととれる記載もあった。
だが、要望が完全却下の場合は「開幕に協力するかどうかについて、選手会として意思決定する議論を進めなければならないことにもなりかねません」と強硬姿勢も示唆している。
新井会長は、同日に文部科学省からNPBに入った要請に関し「選手会としても、計画停電を実施している中で、ナイター試合を開催していいのか、ずっと訴えてきています」と話した。
NPBに対し「英断していただけることを信じている」と迫った。”
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確かに甚大な被害を目の前にして、野球どころではない、という一部の心情も理解しますが、ここはひとつ各自が自分が出来ることを一生懸命やる、という基本姿勢に立ち返って頂きたいな、と考えます。その意味では、プロ野球選手は野球をやること、が何よりも大事でしょう。
とはいえ、膨大な電力使用は避けるべき、というのもお願いしたい。そういう意味では、デーゲームは一案ですが、観客が来にくいうえ、東京ドームなどでは電力使用はナイターとさほど変わらないという話もあります。
そこで、やはり代替案としては電力がひっ迫している東京電力・東北電力管轄地域での試合は避け、主に西日本で開催してもらう、というのが最有力だと思われます。
昨日も書きましたが、セ・リーグでは6球団中3球団が名古屋以西、パ・リーグも関東・東北が3球団、と半分は関東・東北以外にある訳ですから、現実的にもそれほど大きな影響が出るとは思えません。
さらに、今回の震災の件で東北・北関東にどうしても目が行ってしまいますが、例えば宮崎の口蹄疫・鳥インフル被害など地域振興を必要とするエリアは西日本にもたくさんあります。
こうした地域で、東北・関東のチームは、暫定ホームを指定し、そこを当面本拠地とすることで、電力消費に配慮しながらプロ野球で被災者の方々を勇気づけ、さらに暫定本拠地地域の地域振興を図る、という一石三鳥を狙ってほしい、と思います。