こんにちは。今日は色々あったので更新が遅れましたショック!。東京はいい天気です。


さて、昨日に続いて経済関連で恐縮です。今朝偶々ニューヨーク原油市場のニュース(【ニューヨーク11日時事】11日のニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米原油在庫の積み上がりを嫌気して大幅続落し、米国産標準油種WTIの中心限月4月物は前日終値比3.38ドル(7.4%)安の1バレル=42.33ドルと3日以来約1週間ぶりの安値で終了した。)を見たので、いい機会と思い、少し石油市場関連で書いてみます。


個人的には昨年初め、原油市場は1バレル=200ドルを超える局面もあるのでは?と想像していましたが、実際にはご承知の通り、金融危機・リーマンショックを経て、世界的に急速な需要後退のために、大幅な下落となりました。


ちなみに本日の東京工業品取引所のガソリン先物市場でいえば、1kl=37千円~38千円前後、ということなので、リットル換算38円くらいですね。これにガソリン税約54円(!)を足して原価92円前後ということになります。これはノーブランドの標準品質ガソリン*の価格ですから、実際には各元売のブランド物の価格は少し上、100円弱くらいということになるでしょうか。。。


*ちなみに業転玉と呼ばれます。。。


ところで実際の街角のガソリンスタンドで見られるレギュラーガソリン価格は100円ちょっと、110円超えてないですよね???という訳で、ガソリンスタンドの粗利益率は数%であろうと思われます。小売業をやっていらっしゃる方は良くご存知だろうと思いますが、小売ビジネスの利益率としては極めて低い。人件費・諸管理費を引けばほとんど赤字経営になっちゃうことは容易に想像されます。


環境意識の高まりでクルマ自体も減りつつあり、また、燃費も飛躍的に向上、ハイブリッドなどに至ってはガソリン給油の頻度が著しく減っていることもあって、ガソリンスタンドの市場は年々更に小さくなっていくことが想定されます。もちろん、景気が回復すれば多少の上昇要因とはなりますが、環境対応は時代の趨勢、おおきな流れとしては無視できる程度でしょう。。。


さて、では、縮小していく市場の中でガソリンスタンド業者(その殆どは零細業者です)を自然淘汰に任せておいていいのか?クルマが全くなくなる訳ではない以上、ずぅっと走っててもガソリンスタンドが見当たらずガソリン切れで立ち往生などという事態が頻発しないよう、ある程度の配慮が必要だと思うのですが。それになにぶん、危険物です。安定した経営の中で細心の注意を払った設備管理が求められます。


皆さんはどうお考えになられるでしょうか???