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定休日のほうが疲れます 伊東式コーヒー 伊東コーヒー実験室
今は、毎週水・木定休日にしていますが、私にとっては雑用片付け日、本日は研究開発資材などを置くスチール棚の組み換え、それが終わったらコーヒーミル台を増設しようと思っています、ミルの置台は写真のように狭苦しいです。あと最低3機種入るので、あと1.5mくらいの増設が必要かと。
スチール棚を組み替えて、荷物を入れてみました。まだ分離機製造用の素材を持ってきていないので、最終的には天井まで積むようになります。そういえば、ミニフライス盤とか工作機械をどこに置くか考えていませんでした。また組み替える事になるかもです。
あんなこんなやっている間に、明日の伊東式ワインセラー水出しコーヒーの、仕込み時間になりました。今は約18時間かけているので、始業時間最優先です。
全10種類、これから仕込み、明日ろ過して全種提供します。
多くの方が、この水出しコーヒーを飲むまでは「10種類のコーヒーの味の利き分けなんて、自分にはできない」ような事を言われますが、飲んだ後は「こんなに違いが分かり易いんだ!!」と、多くの喜びの声をいただきます。開発者としては、ありがたい限りです。
ぜひご自身の舌で、お確かめ下さい。
開店しました、本日も午前中から暑くてたまりません、全10種類の水出しコーヒーを準備し、お待ちしております、数量は少しずつしか無いので、品切れの際はご容赦ください
コーヒーミル Ditting刃の不思議 伊東式コーヒー 伊東コーヒー実験室
コーヒーミルの刃はミルによってそれぞれ違い、味も変わってきます。どのミルでも味が同じなら、ek43とか807など、50万円を超えるミルが売れるはずありません。
今回は、DittingKFA903の削り出しの刃・鋳物の刃、(実物を持ってないので画像だけですが)Ditting807 Lab Sweetの刃、これら3種類を比べてみます。
数年前の話ですが、総代理店のワタル株式会社がビッグサイトで展示ブースを開催していた際、この刃について質問しました「どうして削り出しの刃から鋳物の刃に戻したのですか?」
スタッフ曰く「何故だか判らないが、味を比較すると鋳物の刃のほうが味が良いという事で、新機種は鋳物の刃にしたそうです、なぜ味が良くなるのかは今は本社でも理由が判らないそうで、調べている最中みたいです」との事でした。
807の新刃と903の旧刃(鋳物刃)を比べると、デザインまでそっくりです。鋳物の刃に戻すにしても、デザインまでそっくりとは、何か形に秘密があるのでしょうか?
各々の写真を、見比べてみて下さい。ちなみにDittingKFA903の削り出し刃は、指で触った時に、指が切れるんじゃないかと思うほど、キレキレな感じです。
でも、60倍に拡大した顕微鏡写真を見ると、鋳物刃のエッジも同等に立っています。周辺の溝の深さが削り出し刃のほうが深く、鋳物刃のほうが浅いので、指ざわりではそう感じるのでしょう。
そういえば、ek43も 鋳物刃でした。実物を持っていないので写真掲載できませんが、ネット上で大雑把な画像は出てくるかと思います。
コーヒーの世界は、あまりに広大で、とてもではないが全部を調べるなど不可能、私は焙煎も素通りし、ミルと刃&粒状物分離機&抽出 というニッチで、実験を進めていく所存です。他者があまり手を出さず、私一人に出来るオリジナルは、せいぜいこの範囲が精一杯でしょう。
当店では、今はDittingKFA903のキレキレ鋳物刃を使用しています。だいぶ前に製造中止になったレア刃なので、大切に使っていきたいと思います。
開店しました、本日は暑さのギヤが一段上がった感じで、開店前の準備だけで汗だらけ、着替えての開店です、本日は試験的に10種類の水出しコーヒーを作りました、ぜひお試しください