昨日の続きから、
 
ここ数年、自分の原型も採寸することもなく、
大まかな製図での服つくりをしてきました、いわゆる囲み式製図風ですが、
加齢による体型の変化は 言うまでもありません。
身長は縮み、体重は増え、背中は丸くなり、その反面胸幅は小さくなる、これって当たり前ですが、
現実から目を背けてきました。
 
が、最近やたらと背中の肉付きを感じ、
あの手この手を使い、体系の実寸を図ることが出来ました。👏
それと同時にこれは原型からのやり直しを強いられてしまう結果にもなります。
 
ここで登場してくるのが、
昔は教室生のみに販売を許可された魔法の定規と言われていましたが、
今も魔法には変わりないとおもっているくらい、この定規で計算して製図すると、着やすさは抜群にいいのですが、
出来上がった服のバランスは、
これが現実、インスタなんて程遠いのですが、これがわが体系なのですよ( ノД`)シクシク…。
 
今回は、駆使して採寸したサイズで、原型を起こし、
こなれた、絣のやわらかい生地を使って、継ぎはぎしながらつくってみました。
 
前身ごろです。
少し胸幅が広かった感はありますが、肩線がずれることもなく、襟ぐりの開きも程よく。
乳下がりも数字を見てびっくりしましたが、乳ダーツの場所も最適です。
後ろ見頃ですが、この背幅の広さにはびっくりします。
洋裁の方式により、採寸場所が違ってくるとは思いますが、背幅39cmです。
背中の丸みも考慮して、肩ダーツも入れました。
インスタにアップしたら✖マークが入りそうですが、早々今日は1日試着しての反省材料を書き出してみたいと思います。
袖ですが、
今回初めて、ほぼ長方形の袖にしてみました。袖丈、袖ぐり、袖口の幅も手をあげた時の着具合を考慮して製図しました。

トミー式での袖の製図は少しややこしいのですが、

AHの計算方法があり、見頃の袖ぐり、袖本体の実寸調整をしながら製図していくので、とってもそでぐりは楽な服が完成します。

今回は、袖口の幅を広めにし、前そで、後ろそでの下から長方形におろす形で製図しましたので、なおゆっくり袖で、肌につかない緩やかなストレスの無い袖がつきました。

まだまだ、数字の調整は必要ですが、この原型をもとに、着やすい夏服ができそうかな?

(重ね着等の厚みが出るもに関しては、基本数が変わってくるので、この原型では取り直しが必要になります)

 

当教室では

現在 カットソーのメンバーさんと洋裁のメンバーさんが半々在籍中です。

カットソーのメンバーさんは超初心者さんで、自分服が出来る喜びを感じていただけるのが目的ですが、2年も来られるとほとんどの方は飽きてしまわれます。

その反面、洋裁メンバーさんは、もともと好きでちくちくなさる方が多く、市販の本を買って自分で作られる方もたくさんいらっしゃいますが、どうしても体に合わない服になることが多くて、あとで補正もされますが、・・・・・・。

果たして、その服を着ているかどうか?は定かではありません。

 

これからの教室では、自分の体の原型をとっていただいて、その原型からの服つくりをしていただこうかとも思ったり、?

時間はかかりますが、洋裁メンバーさんはほとんどが職業ミシン、ロックミシンもお持ちですから、自宅での宿題も可能です。

今迄のような教室のやり方では、自分自身の体力も続かないような気がするし、体系の変化と共に 少し色んなことを考えていかないといけない年齢になってきました。

(チクチクは大好きだから、これからもズ~ット続けていきますが、)

 

今日は午後教室の予定でしたが、

メンバーさんお二人、濃厚接触者になるらしく、急遽お休みなりました。

ここに至って、急に罹患者が増えてきたようですが、私自身もどこかに油断を感じます。

今年の夏は、子供や孫がしっかり予定を入れてくれ、楽しみにしているのですが、ぬか喜びになってほしくないです。

 
昨年買いそびれた朝顔が届きました。