鉄道員/浅田 次郎

¥1,575
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ハズレが一つもなかった。
映画化作品もあり、大満足の一冊。

『鉄道員』
北の言葉や地名が懐かしく、心にしみた。
夫や父としてよりも、
ぽっぽやとしての道を貫いた乙さん。
誰もが彼を慕い、死を悼んだ。
天国で家族水入らずで暮らせているだろうか。

『ラブ・レター』
会ったこともないのに、
望んだ結婚でもないのに、
どうして二人は心が通い合ったのだろう。
彼女からのラブレターが、
吾郎のくすぶった人生にぬくもりを与えた。

『うらぼんえ』
身よりもなく頼る当てもないちえ子。
そんな彼女が理不尽に辛い目に遭おうとした時、
現れたのは死んだおじいちゃんの霊だった。
肉親の温かさ、そばにいる心強さには、
普段はなかなか気づくことができないものだよね。

『オリヲン座からの招待状』
幼なじみの妻との愛もいつしか冷え切り、
既に修復できない状態にあった。
幼い頃に通った映画館の招待状をきっかけに、
故郷を訪れた二人が思い出を噛み締めて、
徐々にお互いの距離を縮め、歩み寄っていく。

全8篇
おのぞみの結末 (新潮文庫)/星 新一

¥420
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何かに例えて人生を悟った作品ばかり。
よくも悪くも全てはおのぞみの結末。

「ひとつの目標」…何も目標がなくなったら、平和は保たれない。
「あの男この病気」…命をかけた鬼ごっこ!それが人生だ。
「現実」…飽きのない人生を求めて、人はみな夢を見続けている。
「親しげな悪魔」…人間以上に、悪魔らしい悪魔などいないだろう。
「おのぞみの結末」…宗教団体と犯罪組織は紙一重。
「空の死神」…多数決で自殺に巻き込まれたあわれな乗務員たち。
「要求」…私達の行動を操ることなど、他星人には簡単なことか。
宇宙のあいさつ (新潮文庫)/星 新一

¥580
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舞台は異次元空間。
人力では抵抗できない何かが動き出す。

「小さくて大きな事件」…物価の高騰が一つの犯罪を助けた。
「宇宙の男たち」…差出人のない息子から親への感謝の手紙。
「羽衣」…時うって天の羽衣、浦風にたなびきたなびく。
「治療」…劣等感という病原菌があるから人は努力する。
「運が悪い男」…運は自分が見えない時に働いてるもの。
「贈り主」…拉致被害者の新たなルート発覚。
「ひとりじめ」…疚しさが見せた幻覚か、それとも。。