「HFプレーヤー」の画面イメージ
オンキヨーは10月24日、iOS用の音楽再生アプリ「HFプレーヤー」を公開した。無料版でiTunesの楽曲再生やイコライザー機能が利用できるほか、1000円の「HDプレーヤーパック」を購入すると、iPhone内に保存したハイレゾ音源の再生が可能になるという。
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HDプレーヤーパック購入後の対応ファイルは、192kHz/24bitまでのWAV/FLAC、5.6MHzまでのDSDなど。ただし、iPhoneの内蔵DACでそのまま再生することはできないため、イヤフォンで聴く場合はアプリ内でPCM変換やダウンサンプリングが行われることになる。ハイレゾ音源そのもののクオリティーではないが、e-onkyo musicなどで購入したハイレゾ音源を転送するだけで再生できるメリットがある。
「Camera Connection Kit」などを使って外部USB-DACなどへ出力することも可能で、PCM系音源は96kHzあるいは192kHz、DSDファイルもDoP(DSD over PCM flames)による出力が行える。また外部デバイスがサポートしている場合、最大192kHzのアップサンプリング機能も働くという。ただし、この方法によるデジタル出力を公式にサポートはしていないようだ。
このほか、1万6384の個別バンドを持ち、タッチで調整できるリニアFIRイコライザーを搭載。音質劣化を抑えながら自在にコントロールできるという。さらに海外で活躍するミュージシャンが設定したイコライザー設定で音楽を聴くことができる機能も搭載。アーティスト紹介のページも用意するなど、オプション機能を充実させた。
なお、イコライザーに処理能力が求められるため、対応端末は、iPhone 4S以降、Pod touch(第5世代以降)、iPad2以降、iPad miniとなる。OSはiOS 6以降だ。
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