この本は統合失調症闘病記である。
著者は僕の一番の症状であるサトラレ体験はないものの、関係妄想や誇大妄想などの内容が僕と似ていると思った。
僕は統合失調症と診断されているが、躁うつ病の症状も混じっていると言われていて、僕は躁うつ病に関しては否定していた。
しかしこの著者も僕と同じ診断をされ、病気の内容が似ていることから、医者の診断通りなのだと思えたのは収穫だった。
同じ病気の著者の方が症状はずっと重いが、寛解時の思考力は常人よりもあると文章で読み取れるから、僕の頭もこれからもっと働くものだと希望を持ちたい。
普通の統合失調症より躁うつ病が混在している方が、予後が良いとのこと。
妄想症状が出たとき、妄想が現実だと信じたからどんどん思考の迷路にはまったのだから、これから妄想症状が仮に出ても、真実だと受け入れなければいい。
そして本にも書いてあったが、妄想してもちゃんと仕事が出来れば問題ないのだ。
妄想も薬で止められるのがわかってるから、陽性症状もそこまで恐れなくていいと思う。
病気とうまく付き合っていけばいいのだ。
僕は自己管理が得意だからきっと大丈夫だ。
統合失調症人生は始まったばかりだけど、不幸な人生には決してしないつもり。