ラブ息コンママの奮闘記ラブ

全ては、三者面談の担任の先生のこの言葉から始まった。

「お宅のお子さん、どの大学にもいけますよ」

「えっ、どの大学って、東大でも・・・」

「ハイ」

「じゃ、東大で」

「軽いね、お母さん。一年間あるので考えて進めてくださいね、(笑)」

東大ってどこにあるの?

地方大学に通わせ、家業を継いでもらえばいいと思っていた田舎者の母。
代々、親族に東大京大なんて、合格した人もいない平凡な徳丸家。
ただ、私こと、異常に息子を愛してる息子コンプレックスの母、千代。とにかく軽い!

帰り道、ヘッドホンを付けた鼻歌交じりの息子の 船太に
「どうするの?聞こえてる?おい!」

「このヘッドホン、勉強中や試験前に離せないんだよ。雑念が消えて集中できる」
いつものように不気味な薄笑いを浮かべて答えた、

ここから、2人の息子への壮絶な千代の戦いが始まるとは、この時は、思いもしなかった。