「あ…あなたが…私の騎士なの…?」
「そう…プリンセスを守る騎士だ」
「なら…戦いに行ってしまうの?私を一人にして」
「一人にはしない。必ず戻ってくる――」
「…リカ…」
ん?
「エリカ!」
先生が叫んでいた。私は机に頭を乗せていた。なんだぁ、夢だったのね。
「32ページの5行目から読みなさい」
私は教科書を開いた。そして、5行目を見ると…。
『なら…戦いに行ってしまうの?私を一人にして』
…あれ?このセリフは、見たことがある。
「早く読みなさい!」
「あっ、なっなら…戦いに行ってしまうのっ…?私を一人にしてっ…」
(一人にはしない。)
え?どこかで声がする。それも、男の子。
(必ず戻ってくる――)
「なっ、誰っ!?」
私は思わず叫んだ。
「エリカ!静かにしなさい!さっきから何なのよ!」
先生は怒る。だけど、どこかから声が…。
(ここだよ)
「…え?」
誰なの?