水島新司先生がお亡くなりだと新聞で知った。
ご冥福をお祈りいたします。
小学生の頃アニメ「ドカベン」は毎週水曜日の夜の家族の楽しみだった。途中から展開が遅くなって打席に入るだけで一週間、なんてこともあったけど(笑)、家族でワイワイ言いながら明訓高校を応援した。
アニメが終わり、雑誌の連載も終わって、書店からドカベンの単行本が消え始めた頃、何故か、本当に何故か、いきなり本格的にドカベンにはまってしまった。
書店を巡ってチマチマ買いそろえる日々。マンガを、しかも少年マンガを本屋に注文するなんて、当時の私は恥ずかしくてできなかった。全巻揃えている本屋はその頃なかったので、10巻の後で8巻を買う、なんてことも度々。家族も協力してくれた。
この頃欲しくて堪らなかったエアブラシの為、何年もかけてコツコツ貯めていた2万円がドカベンで消えた。
最後の48巻を近所の駄菓子屋で発見したのは自分の中で衝撃の思い出だ。
山田太郎が好きで好きで大好きで、「結婚するなら山田太郎!」と惚れ込んでた。大打者だからでも、名捕手だからでもなく、校舎の片隅で一人(妹は一緒)で洗濯していたその姿勢に惚れた。
ライバルの雲竜が「山田という男は何でも楽しそうにやる」と評しているが、正にその姿にやられた。
懐かしい青春の思い出だ。
結局リアルに山田太郎と重なる人物と廻り合うことなく年をとった。
水島先生はなくなられたが私の太郎ちゃんは昔のままだ。

