COMME D’ HABITUDE

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夜、様子を見にベッドルームの扉を開けたら
ふたりがスヤスヤと寝ている姿があった。

当たり前なのだけど
こんな光景は、まだまだ実感が湧かず
そして、その光景はとっても幸せな気持ちを与えてくれるのです。

今まで、ひとりの母親として生きてきた私が
まだまだ誕生して間もない
とっても小さな娘が加わり
いつの間にか、かけがいのない可愛いふたりの子どもの母親になった。

さぁ、ふたりのスヤスヤと眠るベッドへ

私もふたりの寝息を聞きながら
深い眠りにつこう。

きっと、直ぐに赤ちゃんの泣き声で
起こされるであろう束の間の眠りを



お互いのバースデイだった今日。
色々悩んでプレゼントを渡した。
私だけだった。

期待していたわけではないけど
やっぱり、なんだか切ない…。
付き合いだした頃を思うと余計にそう思う。

花の一本でも嬉しいのに…。
手紙だけでも嬉しいのに…。
気持ちが欲しかった。

きっと、こうして少しづつ色々な事に鈍感になっていくのかな。
というよりも、鈍感になっていかないとやっていけないからかな。

いつまでも、あの時の気持ちを忘れないでいたいと思っていたあの頃の私達ではもうない。

恋愛していた時のふたりと家族になったふたり。

あの時は、ずっとこのままで居られると思っていたけれど家族になって沢山ケンカして傷つけあって…。
恋愛の時は、
価値観の違いが、プラスに作用していた物事が家族になってからマイナスになる事の方が多くなっていった。
それでも、慌ただしく毎日は過ぎていく。
そして、自分ひとりで解決していく事が多くなった。素直に気持ちを伝える事が出来なくなった。

きっとこれからも
ふたりの関係は、時間とともに変化していくのだろう。
家族として夫婦としてのこれからの私達について
色々な事を思った今日の誕生日。









37週まであと二週間弱。

それまで絶対安静と言われ、
今日もほとんどベッドの上。
ふいの出血があったりお腹の張りがひどかったり貧血だったり前とはだいぶ違う今回。
入院と言われ、初めて本当に大人しくしてないと…と思った今回。


五年前は、つわりにかなり悩まされ
こんなに辛いものなのかとこの世の終わりの様な日々を味わい、いつ終わるか分からないこの辛さに涙したものだった。
初めての妊娠は、世の先輩妊婦さんや子どもを持つ女性って凄いんだなーと道ゆく彼女たちをみて思った。


今回は、つわりよりもこの身体の張り、すこしの動きで来るこのとんでもない疲れにびっくり。
すこしの家事でこの疲労感。


気持ちは、前となんの変わりもないのに身体は、やはり五年前とはちがうのだった。
それを改めて実感した今回。

つわりが終わったらやりたい事が山ほどあってワクワクしていたけれど…現実は、甘かった。



それでも、この私達の元へ選んで生まれて来てくれる愛しい我が子と近々会える事を思う。



お腹の中をボコボコ動き回る今でも、まだまだ実感も湧かず、顔を見ない限り名前も浮かばず、不思議な気持ちを又味わっているのです。



初めての妊娠から大きくなって今では、対等な家族の一員となり人生を謳歌している彼女の姿をみると微笑ましくも頼もしくもあり、同時に、これから新しい家族を迎え入れる事が出来る幸せ、そして、新しい一員が加わるウキウキした気持ちが湧いてくる。
又、ひとりの人生を見守る事ができるんだなーと。(それが親として一番難しい事なのだけれど…)





あの日から五年。
五年前、初めて娘と目が合った瞬間を忘れない。

「かわいい…」

と自然と口から出た言葉。


あの時、初めて私は母親としての自覚と責任を感じたのだった。







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