先日、プライマーZ(クリア)でウォッシングしたらプラは割れませんか?
とお問い合わせ頂いたので、早速試してみました。
フィギュアや人型ロボットに吹き付ける場合は
最初に逆さにもって、吹き付けます。
(出来るだけ塗料が回り込みやすい様に)
今回は、プライマー本来の「足付け」を意図する「フワッとした」塗装ではなく
仕上コートの様に、しっかりと三回塗りを行いました。
まだ、手に入れていない方なら、
『3度塗りなんかしたらボテボテになるんじゃないの?』
と思われちゃいますが、
この吹き方なら垂れそうなくらい厚吹きになっても、
(プライマーZは元々、垂れにくい工夫がしてありますが)
元にもどせば(正立させる)と垂れも馴染んで目立たなくなる様になります。

また、粒子が細かい上に速乾性なので、関節を組んだ後でも塗装が出来ます。
(塗料で固着する事がありません)

今回は簡単モデリング向けに、乾燥時間を短縮して(乾燥に60分くらい待ちました)
本題のウォッシングに入ります。
エナメル塗料を溶剤で希釈し(1.5:8.5くらい?)

生乾きのあと、キレイなエナメル溶剤を
プロワイプに染込まして短冊状にした物を竹串や調色スティックに巻き付けて
陰影や汚しの調子を確認しながら拭き取っていきます。

(あ、しっぽパーツ無い!)Σ(゚д゚;)
<知恵袋>
模型用プライマーはキットのディテールを活かすため、
素材に出来るだけ薄く塗装して仕上げる事が重要になります。
普通は本体色を塗る前に
プラ素材と模型用カラーの「つなぎ」として使用するので
ざっくりとかけるくらいで充分なのです。
今回のお問い合わせでは素材をそのまま本体色として活かすので
カーモデルのトップコートの様にすべての仕上として
文字通りコートする塗り方にして汚し塗装をおこないました。
プライマーZだから、すべてのプラモデルで
「エナメル拭き取りでもプラが割れない」とは言えません。
製造工程において金型に流れる分子構造の状態は誰も判らない上に、
溶剤成分がどう浸透して行くかと言うのは、キットごとに個別差があります。
また、分割線を仕上げて表面を削った場合など、
断面がむき出しになっている所などは
特に浸透しやすく、破壊されやすい物です。
私個人、数々の経験から浸透割れに対する予防策の例として、
差し込みテンションが多く掛かるパーツは、
「はめ込み部分を削って、パーツ同士を接着剤で固定すると良い」と
思っています。



