7月12日と13日、
スタジオライフ「トーマの心臓」の大阪公演
Rieslingの千秋楽、そしてイベント、
Ausleseの大千秋楽に行ってきました。



先月6月14日、トーマの心臓の公演が行われる
紀伊国屋ホールに初めて足を踏み入れたときは、
正直、物販で生写真が売られているのがカルチャーショックで、

「これから観る舞台がどんなに素晴らしくても、
(自分は)写真は買わんだろう…」
と思いながら、とりあえずパンフレットを買って席に着きました。

役者さんのお名前もお顔も劇団の歴史も全く知らず、
今回4チーム編成だったのだけど、
ただ、自分にとって都合のよい日程を選んで手に入れたチケット。

それはSpatleseの回でした。


そして一ヵ月後の今。

まさか大阪公演にまで遠征しているとは、
夢にも思っていませんでしたヽ(;´ω`)ノ

ほんとビックリ!!

舞台写真もしっかり買ってるしヽ(;´Д`)ノ



それほどしっかりとした世界観と劇団の魅力が
スタジオライフさんにはあったのです。

トーマのお父さんとお母さんに、エーリクが会いに行くシーン。

私はこのシーンが好き。

エーリクの心と一緒に
自分の心にも風穴が開く気がするのです。

ヴェルナー婦人の哀しみとやるせない思い。
笑うように泣いているその表情。

ヴェルナー氏の手をそっと握るエーリク。
重なるトーマの面影。

自然とこぼれ落ちた自分の涙に我ながら驚いてしまった。

エーリクがユーリに「僕の翼をあげる」と
語るシーンでは、エーリクの背中に本当に金色の翼が見えた気がしました。

トーマがユーリを救いたいと思い取った行動は
純粋で崇高な死だったけど、
心を閉ざしたユーリにはその真意が届かない。

でも、オスカーとエーリクの想いにより、
トーマの翼が清らかな心臓の音が、
ユーリの元へと届いてゆく。

そしてユーリは息を吹き返す。

ユーリを見守り愛を与え続けるオスカーとエーリクだって
校長やシュバルツ氏、トーマの両親との関わりの中で生かされている。

人と人との関わりが物凄く秀逸で愛に溢れ、
でもみんな一人ぼっちで。

何度も何度も観て考えて感じたくなる舞台でした。

何度観ても飽きない。。

12日も13日もスタンディングオベーション☆

当然の賞辞!だって伝わりすぎるくらい伝わったもの。


言いたいことはきちんと言って、そして人には優しくしよう。

トーマを観た後の私は、今こんな心境です(笑)

スタジオライフの皆さん、素晴らしい舞台を届けて下さって
本当にありがとうございました(σ・∀・)σ