短い時間の動画のシナリオをいくつか作ってみようかと思う。フォッサマグナの話ね。



A/静岡の名前の由来はね、賤機山に因んだんだよ。この賤機山ね、東側の山の下に断層があるからできたんだ。この直線的な山は断層の影響で隆起したんだ。この断層を静岡糸魚川構造線って言って、新潟県の糸魚川市まで繋がってるんだよ


 この断層は静岡市の街の中を通っていて、私たちの研究では静岡市役所、静岡県庁、駿府城、葵小学校、静岡高校、静岡県立総合病院の真下を通ってるんだ。この断層は活断層でまた動くよ


B/駿府城を通る糸静線ってね、ここが地球の裂け目なんだー。むかーしに避けて千葉県くらいまで広がって、その後に裂け目が土砂で塞がって今の本州の形になったんだよ。駿河湾が日本で一番深い2500メートルなのは、この地表が避けた名残なんだよ。すごいね!地球!


C/静岡はね、地表の高低差として約5000メートルあるんだよ。裂けてできた駿河湾の2500メートルから、富士山は3700メートル。富士山はプレートの沈み込む力が火山を爆発させたのね。

 南アルプスの北岳は3193メートルで富士山の次の二番目の高い山、静岡市の最高峰は間岳で3190メートルの三番目の山です。南アルプスはプレートの力で隆起してできた山で富士山とは成り立ちが違いますが、静岡市には高低差約5000メートルあるのは世界的にも珍しい都市なんですよ


 静岡は高低差半端ねぇー!


D/日本(本州)は糸静線を境に二つに裂けて、くっついたのね。このくっついた部分を大きな溝という意味のフォッサマグナという名前なんだ。このフォッサマグナの西の端が地質学上のセンターラインとされてるんだー東西の分かれ目ね。これを糸静線と言われてるんだーでも最近の研究では、静岡の北部の、梅が島付近から西方面に分岐している十枚山構造線が本当のセンターラインと考えられているよ。旧東海道(国道一号線)でいうと、丸子ね。糸静線は駿府藩。地球に線を引いた時に4キロくらいの幅があったんだね


E/D2/フォッサマグナは1885年に提唱されてから、研究が深まり見解が変わってきました。そして現在では新説として駿府城を通る糸静線ではなく、より西の十枚山構造線がフォッサマグナの西の端と考えられています。


 この2本の断層の間は地表が裂けた影響でマグマが上がってきて固まった、火成岩を作りました。二つに分かれた島のエリアは東北日本島と西南日本島に区分されて糸静線は西南日本の東の端になります。地球に引いた線に幅があったので、フォッサマグナの西端は十枚山構造線となります。


F/十枚山構造線がセンターラインとした時にどこにあるのでしょうか?旧東海道(国道一号線でいうと丸子で交差しています。


新東名は静岡インター付近ですよ。センターラインが繋がってるんだよ新潟の糸魚川市では断層を境に東西ですよって看板がありますよ。


G/断層が繋がってる新潟の人口4万人ほどの糸魚川市では、この地質的魅力を十二分に活用しています。人工的に掘り出した断層が三十年ほど経過した2020年に天然記念物になってます。2009年にはユネスコジオパークになってまして、静岡市でも同様に防災、観光、教育として活用できればと願っています。


H/静岡市のフォッサマグナの構成資産ととすると、天然路頭があります。2017年に塩坂邦雄先生が見つけた断層路頭は大きく、クッキリ地球の裂け目を示しています。断層に40センチほどある粘土は、断層が動く時に発生する熱で生まれ、その厚さは繰り返し動いていることを示しています。この活断層である糸静線の延長が静岡平野に入り、静岡県立総合病院、駿府城を通り、県庁、市役所の地下にあると推察しています。


I/糸魚川静岡構造線と十枚山構造線は地球に引いた線の両側の関係です。間は龍爪層群と呼ばれる火成岩地形です。その東側は静岡層群、西側は瀬戸ノ谷層群という堆積層です。砂や泥が固まってできた大地で龍爪層群とは違いがわかりますので探しやすいです。大地の成り立ちが違うからでしょう。繰り返し起こる地震の揺れ方が違うのでこの地層の境に断層があります。こういう断層は遠くの地震の揺れを伝え、断層直上は一定の範囲で周囲より強く揺れます。その規模は1.5倍とも言われています。


J/活断層とは最近の地質時代(特に数十万年前以降)に繰り返し活動し、将来も活動すると推定される断層のことを言います。糸静線は活断層なのです!


 静岡市の中心部にあるホテルオーレンは、温泉掘削時にわかったのは地下183メートルに安倍川の砂礫があることがわかりました。この堆積物が天然の緩衝材になり街中の糸静線直上は大きな被害は出ないのではないかと考えています。実際は断層がどこにあって、被害が本当に出ないのかは真相はこれからです


K/糸静線は静岡市に強い影響をあたえています。断層の西側にある賤機山側は隆起、逆の東側は沈降しています。そのため麻畑沼の湿地帯を作り、西側の隆起の影響で静清バイパスを西に進み、賤機山のトンネルを越えると35メートルほど上がるんですね。

 静清バイパスの千代田インター付近から賤機山を眺めると、断層の影響でできた直線地形を確認することができますよ


L/糸静線の真上にある駿府城は、断層の隆起の影響で微高地を作りました。そこに今川館ができて、駿府城が作られていきました。そう考えると静岡の政治的中心地は