1,砂丘から、宮竹小学校区の海岸平野と、縄文時代の海岸

2,久能のジオパークの話

   久能の件は動画を作成中です

3,久能の天井川

静岡市立南中学校界隈の地球の魅力

 

 

 南中学8期生です。塩坂先生に教えていただいたことと、若干自分で調べたり気が付いた中学校区の地球の魅力をお話します。

 

 

 まずどこから話をしましょうか。砂丘から始めましょう。大谷から、敷地まで旧150号腺沿いに少し小高くなっている所があります。これが砂丘です。これは風が主に創ったと言っていい地形です。強い海風が砂を飛ばし、小さいものほど遠くへ飛ぶ。そしてこんもりした砂丘が出来ました。面白いのは砂丘が高松交番付近で2列になっているという事。

 宮竹神社から東へ2つの砂丘の間を旧大谷川が通っていました。結構遠く、東の方へ進み、海に入ります。

 

 この砂丘がある関係で、宮竹2丁目などの南中学周辺から大谷の方までかなり水平に近い海岸平地になっています。これは昔ラグーン(浅い海)であった名残になります。

 

 この宮竹周辺から東の大谷にかけての水平に近い海岸平野は、登呂との高低差に着目をするといいのです。登呂遺跡周辺は2mほどの段差がありますね。宮竹付近で真っ平だったのとは大きく違い、傾斜が生まれてきます。これは、5000年前にはそこが海だったという名残なのです。登呂遺跡は宮竹周辺の浅い海に近い所にあって、貝などの海産物も得ていたのでしょうね。この昔海であったというのは縄文海進と言う温かい時期で海面が5mほど上昇していた時期に海であったということです。その後に海面が下がって登呂遺跡の人々が海岸端を利用していたのです。

 

 さて、ここで問題があります。海面が5m下がっただけならこの場所は海抜5m程度であるのでしょうが、10mあります。5m計算が合いません。これは5000年間のうちに5m隆起をしたと考えると言います。能登半島で1度に4m隆起をしたニュースを見ましたが、南中学というか静岡の海岸でも1回かどうかは分かりませんが、5000年間に5m隆起をした事を考えると、能登のことも他人事には済まない地球の動きがあるってことなのですね。

 

 2025320日は塩坂邦雄工学博士による地域の防災のお話をリバティーリゾート久能山にて伺えます。無料ですので足をお運びください。ながいけ清の選挙集会の一環です