5月16日
野良猫を考えよう会
猫の歴史をたどると奈良時代に大事な経典をネズミから守るために猫が輸入されました。
その後、江戸時代になり、徳川綱吉は「生類憐みの令」を施行し
、犬を保護したことでは有名ですが、その中で猫も保護されました。その当時は猫が逃げて行かないように、家の中で紐で繋とめられておりましたのでつなぎ飼いすることを禁じられました。そして、明治時代にはペストが大流行し、ネズミを駆除するため、警察からの通達で一家に一匹、猫を飼うように命じられました。このようにして猫は人間の一方的な理由からこの日本社会に存在するようになりました。しかし、猫がネズミを駆除するという役割りは減少し、ペットとして家飼いをするか、それを放棄するものは猫をそとに放つことになってしまいました。その結果、現在多くの猫が野良猫として存在しています。その糞尿等の問題が地域の課題として取り上げられ、このような課題があるからこそ地域力を発揮する機会になっていることは確かなことです。
今までは地域力がありそれぞれの問題が地域で話し合われておりましたが、伊丹市では人口増加に伴い、大阪や神戸のベッドタウン化も進み、地域で参加する自治会等にも加入されない方や名前だけ入っておく方が多いのでこの機会を地域の多く方に発信し、地域課題の解決策の一つの手法になるのではないかと考えます。もし、地域の課題だけが残り解決が出来なければ、解決に向けて条例を制定しなければなりません。