そもそもIT資産管理の目的とはなんでしょう?
端的に言えば「組織が使用するIT資産をコントロールする」ということにつきます。
コントロールとは、そのコスト、財務的影響(コストメリットや妥当性、コスト配布、将来の投資予算計画)、セキュリティ、コンプライアンスなどが含まれます。
IT資産とは、エンドユーザーが使用するPC、モバイル、これらのOSやアプリケーション、ネットワーク、ネットワーク機器、プリンタ、プリンタ複合機、インターネット回線、サーバー、ストレージ、サーバーOS、ミドルウェア、サーバーアプリケーションなど、ユーザーが組織に与えられたミッションを実行するために必要とするIT資源のすべてを指します。
これらの資産には異なる調達方式に依存する以下の形態の契約が関係します。
① 固定資産として購入する売買契約(固定資産管理による減価償却の管理)
② 経費で購入する売買契約
③ リース:ファイナンスリース契約(金額により固定資産として計上)
④ リース:オペレーショナルリース契約(金額により経費として計上)
⑤ レンタル契約(経費として計上)
⑥ ソフトウェアライセンス契約(契約に定められるライセンス利用規約により運用)
⑦ クラウドサービス、運用、回線などの契約(回線、SaaS、PaaS、ホステッドプライベートクラウドサービス契約など)
これらの契約において例えば以下のような条件が合意され契約書で明文化されていれば、その条件が変化しないようにすることだけでIT資産管理は事足りてしまうのです。
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