川崎近海汽船 (株) の RO/RO フェリー "ほっかいどう丸" でした。
2019年6月9日掲載済み。
今回 <テーマ>変更に伴う再掲載を行いました。
1999年8月、 とにかく速い RO/RO 船として三菱下関で竣工しました。
航海速力 30.0ノット (時速 約55.6Km) です。
1999年度の "Ship of The Year" を 姉妹船 "さんふらわあ とまこまい" とともに受賞、
RO/RO船で、世界最速の性能が評価されました。
搭載したエンジンは、 1基32,400馬力の ディーゼルエンジンを2基。
計: 64,800馬力で、 1日の燃料消費が 約182トン。
この高速を活かして、 輸送時間の短縮によるサービスの向上を図りましたが、
その後、 時代の流れ・変化に伴い 省エネ・燃料削減がクローズアップされることとなり、
その高速が結果として裏目に出たのか、、、
運航費増大による不採算船となり (この部分は想像です。) 意外にも短命でした。
"Ship of The Year" 受賞船なんですけどね。
竣工後 14年目の 2013年に引退、 リサイクル(スクラップ)目的で海外売船され、
2013年3月1日付け、 船名を "HOKKAIDO"/TUVALU国籍 に変更され、
2013年5月に、 中国、 XINHUIで解体されたようです。
撮影は、 2009年1月12日、 常石造船(ドック) より 東京に向かう明石海峡で撮影。
印象は、 "トビウオ" の ようで、 そして 全体に "しなった" 感じでした。
2019年2月5日、新造 RO/RO船 "ほっかいどう丸" が、
常陸那珂より苫小牧に向け デビューしました。
新造船の航海速力は 22.6ノット。
また、 同社では 船名 "ほっかいどう丸" は伝統ある船名として、
今回の新造船に引き継がれました。
本船の先代であった "ほっかいどう丸" /1976年3月1日竣工、
3,751 G.T./全長 : 128.226M/航海速力 : 15.8ノット/東京↔苫小牧間に就航。
、、も、 RO/RO船で、 石川島造船化工機生まれでした。
<M.V. "HOKKAIDO">
OWNER : JOPLIN OVERSEAS INVESTMENTS。
C/O HERMES SHIP MANAGEMENT PVT.LTD.,MUMBAI、 INDIA。
国籍 : TUVALU
1999年8月26日完工。
三菱下関建造 (第1064番船)
12,526 G.T.
5,937 D.W.
全長 : 199.95M
型幅 : 24.50M
型深 : 18.02M
満載喫水: 6.90M
主機 : 2D/32,400PS. X 2
速力 : 30.76ノット (最大)、 30.0ノット(航海)
4翼 X 2軸、 CPP、 ジョイスティック コントロール装置、
バウ・スタン スラスター、 フィンスタビライザー装備、
12M トラック X 161台、 9M トラック X 2台、 乗用車 X 46台積載、
航続距離 : 1,890浬
旅客 : 20名
乗組員 : 20名
IMO NO. : 9206243
CALL SIGN : T2JR4