仕事での出来事 | mimitalyの4か国ミックス♪国際結婚生活 ~in イギリス~

仕事での出来事

 今日も相変わらず寒くって、一日中プルプル震えていました。


 今日はショップに行く前に、バイヤーでお客様からリクエストされていてずっと探していた商品がやっと見つけられて、私もテンション上がりまくりの嬉しいスタートで一日が始まりました。その後ショップでの仕事だったのですが、今日は雨がパラパラ降っていたせいか、月曜日のせいか、客足が悪かったです。


 うちのショップは、イタリアでは中堅くらいのイタリア・ブランドで、私達のヴェローナ店はこのブランド内でかなり売り上げが良いんです。販売面積はイタリアで一番小さいですが、売り上げ成績はトップ5に入るくらいなので、本当に回転率の良い店舗です。同僚がそれぞれ仕事ができるのと(販売員歴が長いので、売るのもうまいんです。)、あとは職場の雰囲気が良いのが影響しているのかな、と思います。仕事中もみんなで冗談を言い合って大笑いしたり、仕事のあともアペリティーボしたり定期的にチェーナしたり、でもお客様がいる前ではみんなプロ!嫌なお客さんがいても絶対に顔に出さないし(日本では当たり前かもしれませんが、イタリアではなかなか難しいんです。)チームワークも良く、お互いにうまくアシストしながらみんなで出来るだけお店の売り上げを上げようと、団結性もあります。

 イタリアの他のブランド販売員の話を聞くと、イタリアーナ(イタリア人女性)の間では嫉妬や嫌がらせ、表面は仲が良くても陰で悪口のオンパレード、なんていうことが当たり前らしく、売り上げだって自分のものにすることばかり考えている人ばかり。嫌な仕事(重いものを運んだり、掃除をしたり)もなるべく人に押し付けて、間違いをしても全て人のせいにする、という人が多いそうです。


 うちのショップは、みんなちゃんと思いやりがあって、自分から積極的に仕事をしたり、でもくだらなーい話をしたりして程よく息抜きをしたり、でも思ったことはちゃんと口に出して時にはケンカじゃあないけれどヒートアップした話し合いになることもあるけれど、ちゃんと言いたい事を言い合える関係なので、本当に気持ちよく働けています。他の店舗からもよく研修するのにうちが選ばれて人が送られてきたりもします。



 さて、今日の午後は雨降りで人でも少なく、のんびーりと働いていたのですが、夕方くらいにアメリカ人夫婦のお客様が来ました。お昼頃にもちらっとお店をのぞきに来たお客様で、再来店したときに、 「また戻ってきたわ~。私のこと、待っていたでしょう☆」 (お昼のときに、 ”また後で来るわねー。”と言ってお店を出て行ったので。)と言って戻ってきて、一緒にバックを選び始めました。

 気に入ったバックがいくつかあって、その中からどれにするかなかなか決められない様子。お客様の必要としているバック(おしゃれ用が欲しいのか、たくさん入るバックが欲しいのか、洋服を選ばないバックが良いのか、等)を聞きながら、一緒にあれこれコメントをして、時にはだんな様も交えつつ、バックを選びます。どうやら、形的には大きめのシンプルなトート型のレザーバック(黒)が気に入ったようですが、新作のクロコダイル型押しのかっこいい系のバック(かなり人気あるんです。)も捨てがたい様子。それだったら、トート型のクロコダイル型押しはどうか、と提案して同僚にストックルームから持ってきてもらったけれども、バック自体は気に入ったけれども色はブラウンしか残っていなかったので、ブラウンは合わせる靴に困る、ということで却下に。その後も、黒のバックを3つくらい見続けてひたすら迷う、迷う。。。


 このバックだと、あのコートと合うけれど、こないだ買ったプラダの靴と合わないわ~。こっちはフェラガモのブラウンのパンプスと相性が良いかしら、でもクロコのバックはこないだ買ったばかりだし、、、といった調子で。


 途中で、黒のバックが本当に黒色か、グレーにも見える、ということで、お店の外に一緒に出てバックを外(日の光の下)で見て、ちゃんと黒色であることを確認して、でもそれでもまだなかなかどのバックが良いか決められず延々と迷う。接客しながらも、お互いに冗談を交えたりしつつ、なんとなくお客さんにも親近感が持てたりして、私も一生懸命バック選びを手伝って、ようやくどのバックにするか決定。(最後はクロコ型押しの、トート型に似たブラックのバックで落ち着きました。)でも店頭に置いてあるバックはイヤだからということで、またストックルームから新しい同じバックを持ってきて、ようやくお会計に。入店してから、冗談抜きに1時間以上が経過していて、でもやっと気に入ったバックが見つかって私もひと安心。アメリカからのお客様なので、タックス・フリー(免税)が出来ますよ、と提案したけれども、面倒くさいから要らないわ、とのこと。



 で、バックも紙袋にきれいにパッケージングして、いざお支払いというときに問題発生。うちのショップはVisaMaster Cardのお客様は、ユーロで支払うかお客様の国の通貨で支払うかを選べるシステムになっているのだけれども(円×ユーロのレートは割と良いので、しかもその場で円で支払ってしまうと後で手数料がかからないので、日本円利用者には良いシステム。でもアメリカ・ドルのレートはまぁまぁ。)その時にコンピューターにユーロの額とドルでの額が両方表示されて、そこでお客様が騒ぎ始めました。

 ドルに換算されて、思っていた以上にバックが高いと思ったのか、表示されたレートの率が悪かったのか、 「えぇ!!?こんな値段信じられないわ、有り得ない!全てキャンセルして頂戴!!」とかなりの剣幕で、キャンセルをしてしまいました。私の同僚は、 ”ユーロで値段を見ていると安いように感じて、でもドルで見たら高くってびっくりしたんじゃあないか。”と言っていましたが、私はきっとレートの率に不満で、まるで私達が悪者でお金をぼろうとしているように思われた気がして、とても嫌な気持ちになりました。レートの率は別にお店側が決めるわけでもないし(カード会社が決める)、為替レートなんて銀行によっても両替所によっても変わるのではじめから均一なものではない、と分かって買い物するべきだし、そんなにレート率を気にするんったら(そんなお客様はいないけれど)入店した時点で”このお店のレートはいくらですか?”って聞けば良いんだし。


 ましてや、バックを選んでいる最中は”私の持ってる○×のブランドの靴が~”とか”免税は手続きが面倒くさいからいらないわー。”とか、”どうしてもどっちにするか決められないからバック両方買おうとも思ってる~。”とか、いかにもお金には困っていませんよー的雰囲気を散々アピールしていて、最後に多少のレートの差で大騒ぎになって、こちらも えぇぇぇ??? って感じです。それに、最後に選んだバックは一番高かったもの(やっぱり、私、販売員、結局一番高いものへと誘導します。笑)なので、だったら他の候補のバック(100ユーロくらい安い)にするって手もあっただろうに。

 まぁ、バックを買わなかったことはまだ別に良いとしても、1時間以上色々とおしゃべりして、打ち解けた感じになったのに、最後はこちらが悪人みたいな感じに扱われたのがショックです。きっと、本国に帰って「イタリアってやっぱり泥棒の国ね~、危うく騙されかけるところだったわぁ!」なんて語られたりするのかしら。。。 



 同僚には、”たまに、変なお客さんもいる。気にするな!!”と言われましたが、やっぱりなんとなくまだイヤーな気持ちが残っています。中には良いお客さんもいたり、こないだはロシア人のおば様から帰りがけに投げキッスをされたり(笑)、感謝されることも多いのですが、たまぁーにこんな風に落ち込むこともあります。



ま、でも私のせいではないし、私は最善を尽くした訳だし、気にしても無駄!早く忘れよう~っと!!





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