朝仕事がひと段落ついたら急にコーヒーが飲みたくなりまして

自販機を探してあちこちうろうろと歩いてたらこんな御堂を見つけました



十王堂というそうです





こんな説明書きがありましたよ



『昔は死んだら冥土へ行き、生前の罪業について裁きを受けると考えられていました。その裁判を行う裁判官が、閻魔大王を始めとした冥界の十王であり、十王をお祀りしているのが十王堂です。生前十王をお参りし、遺族が追善法要を行うと、罪を軽減されるという十王信仰が広まりました。江戸時代中頃の津島の地図には津島五ヶ村にそれぞれ十王堂が描かれていますが、昔の姿を今に伝えているのは、ここ今市場町の十王堂だけとなっています』


お堂の中には閻魔大王の像を中心に十王の像が祀られてました

早朝ということもあってかとても静かな不思議な空間です

手を合わせようとしたら献灯のローソクと線香が…

火をつけるのはライターではなくてマッチが置かれていました



マッチって…これを使うのは何年振りでしょう

最近見かけなくなりましたよね

確か昔は喫茶店などでよく目にしたブックマッチを製造していた国内最後の工場も生産を終了したという話を聞いたことがありますが

箱入りのマッチはどこが作ってるんだろうと思ったら生産してるのは兵庫県だそうで

国内シェアの8割が兵庫県産なんだそうです


マッチを使うのは 前回の記憶が無いくらい本当に久しぶりだものですから まるで小学生が初めてマッチを擦るようなおぼつかない手つきでなんとか火をつけることができました🤣




現世の罪業に赦しを請おうなんて甘い考えはないですけどローソクと線香をお供えして

静かに手を合わせましたよ


津島市といえば近くに天王川公園というところがあって 今は池になってるんですが

その昔は木曽川の支流 佐屋川に繋がっており物流の要所 川湊があったんだそうです

藤でも有名なんだそうですが



日本三大川祭りにも数えれる天王祭が開催されてまして

その宵祭はこの池にまきわら船と呼ばれる五艘の船を浮かべて行われるそうです

まだ見たことがないのでずっと行きたいなと思ってるんです

提灯の灯りがなんとも荘厳な感じしますよね

今年こそは行ってみたいな