お供えしたお米やお塩はどうするの?
2月に入りました。今年は恵方が丙(ひのえ)の方角、概ね南南東ということで、神戸方面から恵方詣りにバスがやってきていましたので、1月中はなんだかんだと慌ただしかったですが、神社も随分と落ち着いてきました。さて、1月中旬にはトンド焼き(地域によってドント焼きとかドンドン焼きとか左義長とか色々呼び方があります)でお正月飾りを始め、古い御神札やお守りを神社に持ってゆかれた方も多いと思います。トンド焼きや古神札(こしんさつ:古い御神札やお守りのこと)については、以前にも記したと思いますので割愛しますが、これから書くことに少々関係もします。今回は、自宅の神棚などにお供えしたお米やお塩についてです。先日、そういったお米とお塩を持ってこられた方がいます。古いお米やお塩をお焚き上げして欲しいといのです。神様にお供えした食べ物は撤下神饌(てっかしんせん:お下がり)としていただくことが最良なのですが、そういったことをご存じないのでしょう。ご飯を炊く時に、お下がりのお米も混ぜて炊いていただいたら良いのです。またお塩やお酒も調理の際の調味料として使えばよいのです。そうされない理由として考えられるのは、①単純にそういうことを知らない②長期間お供えしたままなので食べることに抵抗があるといったところでしょうか。お正月の鏡餅も、時々トンド焼きの時に持ってくる人がいます。一時期よりは随分と減りましたが。これも昔から「鏡開き」といって、そのお餅を食べる習慣があります。そもそも食べ物を粗末にしていて、福など来るわけが無いと思うのですがね。正月飾りについている「橙(だいだい)」もそのままということが多いですね。蜜柑で代用されている場合もありますが、正月飾りに「橙」をつけるのは、「一族が代々(橙)栄えるように」という意味があります。なのでこれも最後はいただくのが良いと思います。