土曜日の夜、ということもあるのか、人はまばら。というか10人くらいしかいない。
石巻のワーナーマイカルだったので土地柄観るのがキツイからなんでしょうか…
遺体―震災、津波の果てに/石井 光太

¥1,575
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原作の「遺体―震災、津波の果てに/石井 光太」は読んでおいたので内容はほぼわかって観ました。
それでも…
余震のシーンの度に心臓がバクバクし
体育館の安置所のシーンで実際の光景や音や匂いがフラッシュバックし
涙が止まらなくなった。
あのとき、この目で見た光景に限りなく近い、映像が。
家族の遺体にすがりつく遺族の姿が。
毛布にくるまれ、硬直した遺体の姿が。
「ああ、実際にあったことだ。この目で見てきたことだ」
と脳裏に蘇った。
きっと、女川でも南三陸でも気仙沼でも宮古でも大槌でも
同じような光景だったはず。
これは「映画」の中での「事実」だけど限りなく近い「真実」だと思いました。
劇中に「亡くなった母親の顔が黒ずんできてるのでどうにかしてあげたい」という遺族の願いで死化粧をするシーンがありました。
うちの子も葬儀社の人に化粧してもらって、まるでキューピーちゃんみたいになったけな…
映画では当時遺族ですら見れなかった(いや見せるまいとしてくれた)安置所の姿が描かれていきます。
そしてあれほどの災害であれほど多くの方が亡くなったなかで、できる限りのことをしてくれた自衛隊、消防、警察、自治体の方々には本当に頭がさがります。
この映画はドキュメンタリーなのでドラマ性があるわけではありません。
淡々と当時のことが描かれていきます。
だからこそ、一人でも多くの方に観てもらいたい。
今すぐは無理でも、いつか観て、知ってもらえればと思います。
あの時、何が起こったか。俯瞰の映像ではなく現場の人達の想い。
東北の人も他の地域の方も。観てください。
そして翌日の3/3(日)。
宮城県名取市の閖上浜捜索に参加。
前日に映画を観て、自分の想いを再度確認し臨みました。
「いない」と「亡くなった」は違う。やはり違う。
自分のとこは見つかって「亡くなった」ともう思える。
けど、いまだ2,700名もの方が「いない」状況。その方々のご家族にとってはやっぱり「いない」。
だから、帰してあげたい。
せめて「おかえりなさい」と言えますように。
閖上浜はとにかく広いかつ長い。でも今回も129名もの方に集まって頂きました。
関東やその他の遠いところからも。そして県内の参加者が増えたこともありがたかったです。
今回で二回目の閖上捜索。目的はとにかく閖上浜全域の砂浜表面にあるお骨を見つけること。
砂浜上をまずすべて見る。
そのために南班と北班に分かれて南北から中心に向かって横一列になって歩く作戦。
ですがコレが結構難しい。どうしても目を凝らし、探すのに夢中になってなかなか一列にならない。でもそれもしょうがないですね。それほどみなさん真剣に探していました。
何回か隊列を組み直しながら午前中のうちに南北班合流し、また探しながらそれぞれスタート地点に戻る。
一回目の捜索時と比べ、風によってか砂の地形が若干変わってました。
そのせいか、今回も動物のものが大半と思われますが、お骨も見つかってます。
スタート地点の駐車場に戻ると、地元の方から温かいラーメンと笹かまの差し入れが。
お心遣い、ありがたくいただきました!
午後からは表層の砂を掘りながらの捜索に。
砂を少し掘るだけで明らかに砂浜にはないはずのものが出てくる…
これならばもしかすると多くのお骨がいるのかもしれない…何かいい方法はないのでしょうか…
まだたった二回の捜索で砂浜の表面を見たにすぎません。
砂の中にもまだ、家族の元へ帰りたい方々がいるのかもしれない。
継続。そして人手。現場付近は復旧工事もすすんでおり、捜索可能なタイムリミットがいつなのかも定かではない状況。
一人でも多くの方に力を貸してほしいです。
どうか、一人でも多くの方に「おかえりなさい」を。



















