自動車整備士駆け込み寺 喝っ!

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ヤフーブログからの引っ越しです。

持ち込み検査で、排気ガスをオパシメータで測定したところ、基準値の7倍ほどの値が出たという平成25年式CX-5。

 

知人からの相談だが、オパシ対象車でそこまで数値が大きいとエンジン本体やインジェクタの不良が考えられるが、実は、マツダ車の場合、その前に点検するべき項目がある。

 

 

それはオパシ測定時に白煙が出るかどうかである。

 

 

 

依頼者にそのことを聞くと白煙が出るという。

 

 

マツダ車の中で、SKYACTIV-D 2.2エンジンを搭載しているCX-5、CX-8、アテンザ、アクセラは、吸気通路内にオイルがたまっていることがあり、そのままの状態でアクセルペダルを全開にすると、オイルが一気に燃焼室内に吸引され、オパシの測定値が基準値を超えることがあるのである。

 

よって、その場合はオイルを抜けば、検査には合格する。(エンジン本体・制御が正常であればの話)

 

実際に、オイル抜きの作業を行うと、合格したそうである。

 

これらのことは技術情報の2018年9月号に掲載済みであり、その対策(オイル抜き)も載っているのでご参考に。