滋賀のスーパーで異物混入事案 | 押忍!! 武道と狩猟と草莽崛起の日記

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合気道、空手道、居合道など武道修行に励みつつ、地域の農村を守るために狩猟に出掛け、その狩猟技術向上のために射撃練習も行うほか、祖国たる皇国日本を護るため「草莽崛起」にも取り組んでいます。

とあるスーパーのお弁当の異物混入の事件。

まずは朝日新聞のネット配信から。

 

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弁当やおにぎりにプラスチック片 平和堂が5千個回収
2019年3月20日00時44分 朝日新聞
 スーパー平和堂(本社・滋賀県彦根市)は19日、関西と中部8府県162店舗で販売した弁当やおにぎり計5千個の自主回収を始めたと明らかにした。工場の製造ラインの機械が破損し、プラスチック片が混入した可能性があるという。
 平和堂によると、17日に滋賀県甲賀市の「アル・プラザ水口」でおにぎりを買った客から「異物が入っていた」と通報があった。調べたところ、長さ1センチ超のプラスチック片で、製造したグループ会社ベストーネ(同県多賀町)の工場でコメを送る機械のパイプの接合部が壊れていることが判明した。壊れたとみられる17日から18日にかけて、工場から計7千個のおにぎりや弁当が納品され、2千個が在庫として残っていた。今のところ異常の報告はないという。
https://www.asahi.com/articles/ASM3M5G06M3MPTJB016.html

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こういうのはHACCPの観点でいうと、いわゆる物理的危害の範疇に入っていますな。

プラスチック片であれば、乳幼児が呑み込んだりしたら事態は深刻化しかねません。

乳幼児でなくても、人体に影響がないわけではありませんからね。

ナメてかかってはいけないのです。ショボーン

 

ちなみに、平成9年~平成27年までに東京都に寄せられた異物混入の苦情相談の内訳を見ると、1位=その他、2位=ゴキブリ、3位=人毛、4位=プラスチック、5位=金属ということで、プラスチック片は4位にランキングしてるんです。

件数でいうと1,500件を超えています。びっくり

 

さて、こういう事件が起こると、この5000個を全部回収し、残ってる2000個も含めて、全部廃棄処分でしょうから、損害もバカになりませんね。ガーン

そして、スーパーは地域に密着している業態ですから、信用が第一です。

こういう工場でのミスが致命的な命取りにならないように祈ります。

 

では、その工場でのミスは、如何にして防ぐか。メガネ

機械のパイプの接合部が壊れていたとのことですから、その破損部の破片だったんでしょうね。

どのくらいの破損だったんでしょうね。

まぁ、破損規模はともかくとして・・・

これが金属片であれば、通常は金属探知機を通して検査するので漏れは発生しないはずなんですが、プラスチック片だと金探もお手上げです。

そうなると、X線検査装置が有効でしょう。えー

しかし、それが配備できないとなると、これはもう、機械の稼働前の点検を厳に行い、稼働後の点検を綿密にやって、破損が無いことを確認するしかありません。サーチ

稼働後に破損があれば、当然、その日の出荷分は全部ダメになってしまいます。

なので、稼働前の点検はきっちり、みっちり、がっつり、どっぷり、丁寧に、綿密に、精密に、緻密に、行う必要があります。サーチサーチ

日常的な保守と点検が大切になってくるんですな。レンチレンチ

部材の劣化や金属疲労、亀裂やひび割れなどがないかどうか、しっかりと確認しておくべきでしょう。サーチレンチ

 

ちなみに小生、HACCP指導者です下矢印ニヤリ