空手が五輪種目になるか | 押忍!! 武道と狩猟と草莽崛起の日記

押忍!! 武道と狩猟と草莽崛起の日記

合気道、空手道、居合道など武道修行に励みつつ、地域の農村を守るために狩猟に出掛け、その狩猟技術向上のために射撃練習も行うほか、祖国たる皇国日本を護るため「草莽崛起」にも取り組んでいます。

はい、ずいぶん前の記事ではありますが、ちょいと引っ張ってきました。


まずは産経新聞の配信から。


********************

【2020年東京五輪】

全空連と極真会館がタッグ 種目採用なら極真選手の「寸止め」も

2015.4.16 19:29更新


 2020年東京五輪で、空手の実施種目入りを目指す全日本空手道連盟(全空連)は16日、絶縁状態にあった極真空手の国際空手道連盟極真会館と友好団体として協力すると発表した。昭和39年に発足した全空連が、極真空手の主要団体と手を組むのは初めて。

 全空連は体への打撃がなく、ポイントで争うノーコンタクト(寸止め)で実施。直接の打撃を認めるフルコンタクトの極真会館などと距離を置いてきた。

 東京都内で行われた会見で、全空連の笹川堯会長は「ルールは譲れないが、どの団体でも歓迎する」と話した。極真会館の松井章圭館長は「五輪種目の採用以上に、空手の権威を高めるものはない」と述べ、所属選手が五輪を目指すことを容認する方針を示した。

 極真空手は創始者で漫画「空手バカ一代」で知られる大山倍達氏が平成6年に死去した後、多くの流派に分裂し、極真会館はその一つ。空手が五輪種目になった場合、所属選手が全空連のルールに合わせ、代表選考試合などに出られる。

 一方、直接打撃の空手を統括する全日本フルコンタクト空手道連盟は16日、「ノーコンタクトによる競技参加は希望していない」との立場を示した。

http://www.sankei.com/sports/news/150416/spo1504160035-n1.html

********************


はい、もう一つ、ネット配信の記事から。


********************

【空手】全空連と極真会館が五輪目指し歴史的握手

2015/04/16(木)UP

 4月16(木)東京・辰巳にある全日本空手道連盟(以下全空連)の総本山である日本空手道会館にて寸止めルールの全空連とフルコンタクトルール(直接打撃制)の極真会館(松井章圭館長)が友好団体結成の記者会見を行った。

 これまで交流がなかった両団体は空手界の地位向上のために協力していこうと握手。全空連のルールは一つ(WKF・世界空手連盟の定めた寸止めルール)のスローガンのもと空手のオリンピック採用に向けて活動していく。
今後、極真側が希望すれば全空連から指導者を派遣。極真会館から寸止めルールの大会に出たい選手がいれば総本部でのみ選手の育成を行う予定。極真会館では寸止めルールで勝てる環境を整えていく。

 しかしこれは日本国内のみの締結ということであるようで、笹川堯会長は「各国のことは各国の連盟に任せる」とした。

松井館長は「極真が全空連の傘下に入ることかと受け取られる人は多いと思いますが、今回はあくまでも両連盟が両立した友好団体化するということです。どちらがどちらの傘下に入ったという話ではありません」と説明した。友好団体とはお互いの内政や運営には携わらない関係であり、極真会館はこれまで通りに活動していく。


■これまでの極真会館と全空連の確執

そもそも極真会館のなりたちは極真の創始者・大山倍達(94年他界)が寸止めルールに異を唱え、当てる空手を追求。1964年からムエタイやキックボクシングに参戦していたが防具なしの直接打撃制のルール(手による顔面攻撃は禁止、蹴りでの顔面攻撃は可能)を開発。1969年第1回全日本空手道選手権大会を開催。いわゆるこれが直接打撃制(フルコンタクト空手ルール)の誕生となった。

これまで大山氏には全空連より少なくとも2度接触し(1969年前後と1981年)全空連の協力団体に加盟し全空連ルールでの大会出場を要請してきたが、極真の大山氏は直接打撃ルールにこだわり、また全空連も寸止めルールは譲れず平行線に終わっていた。
大山倍達館長他界後、極真は数派に分裂。その極真の中でも代表的な松井館長側の極真会館が対立していた全空連と今回、友好関係を締結し和解した。


■フルコンタクト空手界のオリンピック活動

過去、大山倍達もオリンピック採用へ活動していた。真剣勝負にこだわり体重制限を設けず大会を行っていたが、極真空手のオリンピック化を目指し1984年に3階級を設けた全日本ウエイト制大会を開催。当時のIOC会長のサマランチ氏と会談し、交渉を続け1987年の第4回世界大会のパンフレットの祝辞にはサマランチ氏の祝辞も掲載され海外から国際オリンピック委員2名が来場したが、IOC側の条件としてより安全な寸止めに近いルールを求めてきたことから直接打撃にこだわる大山氏とIOC側は決裂した。


 松井館長は本日の記者会見で「先代(大山館長)は既にオリンピック化を断念をして線引きをしています。私たちはフルコンタクトをオリンピック以上の権威を作り上げる意識は変わらない。しかし分裂があったり確執があったりなどは決して良いことではない。だから空手界の大同団結を図りお互い尊重した形で社会的地位向上を目指す。ルールにとらわれることなく小異を捨てて大同につく、オリンピックと言う意味においては(ルールにとらわれず)舞台に上げることが先決である」とした。


 松井館長の極真会館の動きとは別に大山倍達氏が行って来たフルコンタクトのオリンピック活動を引き継ごうと新極真、芦原会館、社団法人極真会館などを中心に261団体が加盟し、フルコンタクト空手のオリンピック化を目指す「全日本フルコンタクト空手道連盟」(以下JFKO・会長 中谷元、代表緑健児)が2013年に立ち上がった。JFKOは世界に広がったフルコンタクトルールのオリンピック入りを目指し、空手に2つのルールがあることをオリンピック組織委員会に理解を求めている。

 国際オリンピック委員会(以下IOC)は1競技1団体(世界を統一している団体)任命しその団体のルールで競技をすることになっている。現在IOCは世界空手連盟(以下WKF)を任命している。WKFは寸止めルールを採用しており、その傘下に全空連がある。今のところオリンピックに空手が採用されれば寸止めルールということになる。
 しかし、WKFは前身のWUKO(世界空手連合)がまず世界統一組織としてIOCに認可されたがその後、国際伝統空手道連盟(ITKF)より「統一組織はWUKOのみにあらず」との申し立てにより、1991年にIOCにより2つの組織を合併させWKFが誕生した経緯がある。JFKOはその前例もあることからフルコンタクトのオリンピック化への採用に向け103万人の署名を集めるなどしてIOC及びJOCに理解してもらえるよう活動している。

 松井章圭館長はJFKOには加盟せず数年前より「フルコンタクトでも寸止めでもオリンピックに採用になったルールに選手を出していきたい」との立場を表明してきたが今回は全空連側に大きく一歩踏み込んだ形となった。

http://efight.jp/news-20150416_150337

*******************


おお~っビックリマーク 

やはりそうきましたかビックリマークニコニコ


そうなるだろうと期待していたんですが、やっぱりですな。


まぁ、賛成も反対もいろいろ出てくることでしょうが、小生はこれは妙案だと思いますね。


実は小生、2020年の東京オリンピック開催が決まるずーっと前から、空手がオリンピック競技になると良いのになあと思いつつ、もしなるとすると、どんな障害があるかについても考えてきたんです。


で、上記の記事のようなことになるんじゃないかなぁ~と、予想してきたわけです。


今や空手の世界は、諸流派が百花繚乱の時代を迎えておりまして、もうわけのわからん状態になって久しいわけです。


しかし、いくらフルコンというジャンルが大きくなったといっても、オリンピックにいけるわけもありませんからね。


現実的にはそこが落としどころでしょう。

嫌なら関わらなければいいだけのことですしねシラー


なにはともあれ、5年後に迫った東京オリンピックで、是非とも、空手が公式競技になると良いですな~にひひ



なにはてなマーク

合気道はてなマーク


そりゃ無理よ。だって試合やらないですもん。


まぁ試合をやる流派もあるにはありますよ。

富木流とか、合気道SAとか・・・。


でも、1競技1団体という大原則に対応できるのは、公益財団法人合気会が母体となっている国際合気道連盟しかありませんからね得意げ


そこが「試合はやらない」と言っている以上、オリンピック競技化は99.99%有り得んでしょうなべーっだ!