お昼です。
ランチの前に、ブログの更新をば…
スコットランドの独立の是非を問う住民投票が行われ、結局独立が否決されてしまいましたね。
で、この問題について、17日放送の『水曜アンカー』で青山繁晴先生が解説してくださっていました。
イギリスというのは、そもそも略称であって、正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」といいます。
そういえば、小学校の時に使っていた地図帳の巻末に、各国の正式名称やら面積やら首都やらの一覧が載ってて、面積が一番広い国はどこだろうとか、正式名称が一番長い国はどこだろうなんて探したもんです
で、日本はって探して、「日本国」とあるのを見て、「短いっ。なんか面白くない」などと無邪気に思ってたりなんかして…
さて、イギリスこと「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」の場合は要するに、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つが連邦制で結びついている国なんですな。
ところが、その連邦の一角を成しているスコットランドで独立問題がここまで盛り上がり、住民投票にまで及んだと。
で、まぁ結果は独立反対が大勢を占めたわけですが、もしも独立が成功していたら、ほかの北アイルランドやウェールズなども独立する機運が高まることになるだろうというわけです。
そして、そんなことになったら、イングランドしか残らない。
しかし果たしてそれが本当の大英帝国たるイギリスなのか・・・と。
それはもはや、国連の常任理事国としての資格を喪失するのではないのか
…という議論が出て来る。
で、もしもイギリスが常任理事国から外れるならば、代わりに常任理事国入りするべきは、ドイツ、そして日本だろうと。
来ましたねぇ、遂に…
まぁ、でも、考えてみりゃ、当然なんですよね。
なんせ我が国が負担している国連分担金は、アメリカに次いで2番目に多いんですから。
その我が国が、今でも敵国と見做されているというんですから、承服出来ようはずがありません。
もちろん、国連とはそもそも“連合国”であって、先の大戦の戦勝国のことですから、敵国条項も道理といえば道理かもしれません。
でもね。
だったら、日本が分担金を支払っていること自体も、おかしなことだと言わないといけないんですよ。
いつまでも敵国条項を外さないのであれば、日本は分担金の支払いを凍結する
・・・ってなことくらい、言うべきなんです
はい、話が脱線したので、元に戻しましょう。
イギリスが国連常任理事国から外れて、代わりにドイツと日本が常任理事国に入る。
これはもう、戦後69年も続いてきた、いわゆる“戦後体制”を崩壊させるような話ですよね。
敗戦国であるドイツと日本が常任理事国になるんですから
まぁ、ハッキリ言って、国力を考えれば、当然の展開だろうと思いますよ。
それに、日本は、支那と南北朝鮮を除く、他のアジアの諸国から絶大なる信頼を寄せられていますからね
ところが、そうなった場合には、黙ってない国があると。
インドとブラジルなんですな。
いわゆる“新興国”の中でも、台頭著しいのがこの2か国なわけです。
この2か国まで入って、8か国での常任理事国ということになれば、これはもう連合国(戦勝国)だなどと言ってはいられなくなるはずですよね
そしてまた、イギリスが分裂するようなことになれば、その波及効果は海外にも及ぶはずだと。
カナダ、スペイン、イタリアなどで独立するところが出て来ると。
つまり、国境線の引き直しということになると。
そうすると、黙っていない地域がある。
イスラム諸国と支那なわけです。
特に支那では、チベット、ウイグル、内モンゴルが、元々の独立国に戻るという話になるわけなんですなぁ
・・・と、まぁ、そういう内容だったわけですね、青山先生のお話は…
こりゃあ、凄いことですよ
はい、番組自体の動画のURLはこちら
もしも消されてしまっている場合は、残念でした
まぁ、結局、スコットランド独立の夢は儚く消えてしまいました
やはり、戦後体制を突き崩していくのは、そうそう簡単なことではないのであります