オリンピックの中核種目からレスリングが外されるかもしれない事件で、少々頭に血が上ってしまい、怒り狂うのに少々疲れてしまいました
そこで、レスリングそのものについて考えてみます。
人という生き物が動物である以上、自分で自分の身を守る必要があるのはコレも当然のことであり、敵と戦うことも有り得るわけです。
有史以前から、そういう戦いは行われてきたんですね。
で、その人同士の最も原始的な戦いを競技化したものが、現代につながるレスリングの原型だと考えられているワケなんですな
「ちょっと待てぃ相撲があるぞ、相撲が」と反論したいところなんですが、調べていくと、どうもレスリングの原型の方が、相撲よりも古そうですなぁ
ま、相撲のことはいずれ触れるといたしまして…
紀元前2500年ごろのものと思われるナイル湖畔の墓壁には、レスリングの群像が刻まれており、この頃にはしっかりとしたスポーツ競技化がなされていたようです。
そして、紀元前776年にアテネにおいて古代オリンピックが始められたわけですが、レスリングが紀元前708年に主要競技の一つになったんですね
ちなみにボクシングは紀元前688年から古代オリンピックの競技に入っていたようです。
もちろん、この頃にはグローブなんてありませんから、当然ベアナックルによる闘いだったのでしょうなぁ。