精神科は診断の見直しが重要です。
一般的に精神科の病名の診断をするためには6ヶ月が必要になります。
しかし、診断が確定するまで困っている状態をそのままにしておくのはデメリットが大きいので見立ての診断で治療を開始することは少なくありません。
また、病状の経過によって見立てが変わり、診断名が変わることがあります。
精神科の診断は精神科医同士でも一致しないことがあり、診断を考え直すことが重要です。
初診時と別の病態になっていることも少なくありません。
1955年に精神医学の基礎を作ったシュナイダーが診断の見直しの必要性を説明し、今でもその重要性は変わりません。